金はないのだが何とか食っている。
時には文字通り贅沢なものにありつけることもある。
なんともちぐはぐな生活だが、ここ十年ほどこんな感じで暮らしている。
ある近しい人(故人)が人間は最高の生活と最低の生活を経験しないと、一人前になれないと説くのを拝聴したことがある。
考えつく最高と最低の生活は経験したことがないが、これでも人生に浮沈はあった。
山あり谷ありである。
そして今、どん底にあるのだが何とか生きている。
だから世の諸士よ。どんな境遇になっても希望を捨てて悲観することはない。
さんまの言葉ではないが、まさに「生きているだけで丸儲け」である。
申し分なき子の親やおでん酒 素閑
おでん鍋のれんを通る風に揺れ 素閑
郷愁やおでんの酒ににれはみぬ 素閑
おでん屋の戸より漏れたる灯火かな 素閑
昇進の友の便りやおでん食う 素閑
酒の代懐数えておでん食う 素閑
おでん屋の屋根を覆うや星の闇 素閑
気詰まりて言い出せぬ辞意おでん酒 素閑
今どきは暮らしにくきとおでん酒 素閑
生くる苦もおでんの酒に流しけり 素閑
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