今朝は3匹だけの収穫でした。
以前上海蟹を食べるツアーに蘇州まで出かけた事があります。もう20年も前です。
熊谷社長と板垣部長が一緒でした。
スカイライナーで具合の悪くなった三浦氏も一緒でした。
当時の中国は、平均的な給与が2万円程度で夫婦子供1の3人が豊かに暮らせる状態だったのですが、上海は経済特区で結構近代化されていました。
上海蟹は1匹6000円もすると説明がありましたが出て来た蟹は本当に小さく甲羅の直径は5cmもありません。
その時に撮った写真です。
しかも、モクズ蟹と全く同じなのです。
モクズガニについて説明します
河川や河口近くの海岸にすみ、はさみに褐色の毛が生えているのが特徴のカニです。甲羅は丸みを帯び、緑がかった褐色です。成長は遅く5~6cmになるのに2~3年かかり、大型のものは8年で甲幅8㎝ほどになります。川の石の際に斜めに穴を掘って棲家にします。
モクズガニは腹に抱いた卵をふ化させるときは海水と淡水が交じり合う汽水域へ下ってきます。これはある程度塩分がないとふ化した幼生が育たないためです。幼生は最初水中を泳いでいますが、やがて小さなカニとなって川をさかのぼります。湿り気があれば堰などもはい登るため、思いがけない上流にモクズガニがいることもあります。
親になると川を下り、特に秋から初冬にかけて雨で増水したときにまとまって降下します。そこで、川に瀬張り網という網を仕掛けて漁獲しますが、県内では漁獲量は少なく消費者に直接売られたり自家消費される程度のようです。よって、店で買うのは難しいのです。
なお、中国で上海ガニとして珍重されているのは、近縁種のシナモクズガニだそうです。
でも近縁種とはいうものの全く同じようなものでした。