「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を観てきました。
前作である「マッドマックス サンダードーム」が1985年公開ですから、実に30年ぶりとなります。
フリルやレース、お城にお花など、美しいものをこよなく愛するワタクシにとって、暴力や狂気の渦巻く世界は非常にストレスです。でも、愛してやまないメル・ギブソン演じるマックスが、トム・ハーディという俳優でどのように再現されるのか、この目で確認したかったのです。
しつこく降っていた雨もやみ、お天気にも「さあ行っておいで」と送り出していただいた気がしました。
期待に反し、上映開始後1分で、ワタクシは劇場に来たことを後悔します。トム・ハーディと、シャーリーズ・セロンは目の保養になりますが、あとのキャストは何なのでしょう。男性は、一人残らず醜いメイクを施されています。
マックス以外は全部カス、という表現が相応しいかもしれません。髪はなくスキンヘッド、頭から顔まで不気味な白塗りなのに目の周りは黒、口元には縦ジワをつけて、ガイコツそのものです。とても正視できず、スクリーンから目をそらしたくなるほどのキモさでした。おそらく、中には数多くの女性を泣かせたイケメンもいるはずですが、このメイクからはまったくわかりません。ジョージ・ミラー監督は、男優たちに恨みでもあるのでしょうか。
ストーリーは実に単純です。組織を裏切ったシャーリーズ・セロンがガイコツどもに追われ、マックスの協力を得て逃げる。上映時間は120分ですが、それ以外はありません。見せ場はカーチェイスのみとはいえ、追われる者のスリルが味わえて、ドキドキハラハラし続けます。大変心臓に悪いです。
今回は美女たちも数人登場するので、彼女たちを見れば和みます。肌もあらわな薄着ですが、この無力さや可憐さ、子を生むことのできる生殖力があればこそ、ガイコツ男どもが手出しできないという状況が痛快です。この薄物が彼女たちの戦闘服なのです。
走って走って走り続け、映画は終わります。120分のほとんどがカーチェイスに費やされており、内容に無理があることを差し引いても、スピード感とスリルは圧巻でした。その証拠にエンディングロールが流れても、すぐに立ち上がれない観客が多かったようで、劇場内が照明がついてから出口に向かっていました。
新マックスの評価としては、合格点をつけたいです。他の登場人物がブサイクなせいか、マックスがやけにカッコよく見え、すべてを頼りにしたくなります。そういえば、過去のマッドマックスシリーズにも、イケメンは登場しませんでした。そして、マッドマックス1作目から、私はメル・ギブソンのファンになったのです。今にして思えば、ミラー監督の術中にはまったような気がします。
劇場から出て、空を見上げました。また雨が降っているのではと予想していたのですが、冷たいものは落ちてきませんでした。
「お帰り。今なら濡れずに戻れるよ」と頭上からささやかれ、ワタクシは気をよくして家に着いたのです。
次は、トム・ハーディの映画が観たいと思っています。
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
前作である「マッドマックス サンダードーム」が1985年公開ですから、実に30年ぶりとなります。
フリルやレース、お城にお花など、美しいものをこよなく愛するワタクシにとって、暴力や狂気の渦巻く世界は非常にストレスです。でも、愛してやまないメル・ギブソン演じるマックスが、トム・ハーディという俳優でどのように再現されるのか、この目で確認したかったのです。
しつこく降っていた雨もやみ、お天気にも「さあ行っておいで」と送り出していただいた気がしました。
期待に反し、上映開始後1分で、ワタクシは劇場に来たことを後悔します。トム・ハーディと、シャーリーズ・セロンは目の保養になりますが、あとのキャストは何なのでしょう。男性は、一人残らず醜いメイクを施されています。
マックス以外は全部カス、という表現が相応しいかもしれません。髪はなくスキンヘッド、頭から顔まで不気味な白塗りなのに目の周りは黒、口元には縦ジワをつけて、ガイコツそのものです。とても正視できず、スクリーンから目をそらしたくなるほどのキモさでした。おそらく、中には数多くの女性を泣かせたイケメンもいるはずですが、このメイクからはまったくわかりません。ジョージ・ミラー監督は、男優たちに恨みでもあるのでしょうか。
ストーリーは実に単純です。組織を裏切ったシャーリーズ・セロンがガイコツどもに追われ、マックスの協力を得て逃げる。上映時間は120分ですが、それ以外はありません。見せ場はカーチェイスのみとはいえ、追われる者のスリルが味わえて、ドキドキハラハラし続けます。大変心臓に悪いです。
今回は美女たちも数人登場するので、彼女たちを見れば和みます。肌もあらわな薄着ですが、この無力さや可憐さ、子を生むことのできる生殖力があればこそ、ガイコツ男どもが手出しできないという状況が痛快です。この薄物が彼女たちの戦闘服なのです。
走って走って走り続け、映画は終わります。120分のほとんどがカーチェイスに費やされており、内容に無理があることを差し引いても、スピード感とスリルは圧巻でした。その証拠にエンディングロールが流れても、すぐに立ち上がれない観客が多かったようで、劇場内が照明がついてから出口に向かっていました。
新マックスの評価としては、合格点をつけたいです。他の登場人物がブサイクなせいか、マックスがやけにカッコよく見え、すべてを頼りにしたくなります。そういえば、過去のマッドマックスシリーズにも、イケメンは登場しませんでした。そして、マッドマックス1作目から、私はメル・ギブソンのファンになったのです。今にして思えば、ミラー監督の術中にはまったような気がします。
劇場から出て、空を見上げました。また雨が降っているのではと予想していたのですが、冷たいものは落ちてきませんでした。
「お帰り。今なら濡れずに戻れるよ」と頭上からささやかれ、ワタクシは気をよくして家に着いたのです。
次は、トム・ハーディの映画が観たいと思っています。
↑
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※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
はじめまして。
トム・ハーディのマックス、良かったですよね。
他の男連中が白塗りなのはトムの引き立て役にする為ですか~
その視点は女性ならではですね!
気づかなかった!
また拙ブログを覗きに来てやってくださいませ!
では!
はじめまして。
前回も、「青い瞳のキャスバル」でTBいただきましたね。
ありがとうございました。
映画は好きなのですが、最近は見たい作品が少なくて、サボり気味です。
また共通の作品がありましたらよろしくお願いいたします。
トム・ハーディは初マックスとは思えない貫禄でした。
さすがは役者ですね。
メル様の評判が芳しくないので、ファンとしては悲しい思いでいます。
またお邪魔しますね。
特にアクション物とかはダメかも。
臨場感ありすぎだからな、映画館は。
いやあ、これはドキドキしました。
最初から最後まで心臓バクバク。
2Dなのに、これですからね。
3Dもあったけど、時間が合わず諦めました。
それでちょうどよかった気がします。
次はもっとソフトな映画がいいかも。
意外に思う感知れませんが、私はバイオレンス的なものには興味が無くて…
どちらかというと恋愛ものが好きです、
砂希さんとは動機が違うと思いますが、映画は日常と非日常のギャップが楽しいのかもしれないです。
それはそれは想定外のお答えでした。
元空手部でも、恋愛ものやらファンタジーが好きなこともありますよね。
私は映画館そのものが好きなのです。
家でDVDを見るときと違い、隔離されているから集中できるし。
途中で「宅急便で~す」なんてこともないし(笑)
隣がシブいジェントルマンだったらよかったのですが、この日は一人で行きました。
ちと淋しい…。
最初のヤツはテレビで何度か見ました。声の吹替は安原義人さんだったかな?
あの頃は声優に詳しかったから、聞けば大体わかったもんです。最近はサッパリですが…。
記憶違いかもしれませんが、最初の作品はそんなにお金もかけられずに制作したけど大当たりで、以降はけっこうお金をかけれたように聞いた気がします。アイデアがよかったんでしょうね。
あまりコレのテレビ宣伝を見てないように思いますが、たしかコレよりも、旬な女優さん4人よりも『ラブライブ』の興行成績が上とかいう話を聞きました。アニメファンと名乗ってきた僕もわからない世界が広がっていることに寂しさを感じます。
実写版『進撃の巨人』は観たいと思ってます。
そうそう、1作目は安価なB級映画だったようですよ。
スタントマンも2名亡くなったと聞きました。
安全にかけるお金もなかったのかな。
でも、2作目からは資金をつぎ込んだとか。
『北斗の拳』はこのシリーズに影響を受けて描かれたものだという話です。
若い人も、「デス・ロード」は観ているみたい。
進撃の巨人は見たことないけど、かなりの人気ですね。
実写版は成功するのかしらん。
バイオレンスは現実だけで十分。
映画でまで見たいとは思えず、ガイコツに追われるなど正視にたえません。
できればほのぼのしたいのです。
それでも、砂希さんの珍しい「です・ます調紹介文」を読んでいたら迂闊にも、もしかしたら面白いのかも~と思ってしまった。
危ない、危ない。
マッド・ヒカリは世間のご迷惑!
今回は辛口表現が多かったので、ですます調にしました。
男性が読んだら萎えるかもしれません。
決してその人のことを言っているわけではないのですが、「ブサイク」「クズ」「キモ」などのマイナスワードがたびたび登場します。
ですますにすればソフトになるかと思ったのですが、大して変わりませんかね。
若かりし頃のメル様は、本当に端整でいらっしゃること…。