続・「クイズ・正直村・嘘つき村」の話
以下のような、(二)の問題の別解を考えてみた。
(二) 正直村と嘘つき村
ある国では、「必ず嘘をつく人だけが住む村」と「正直者だけが住む村」が隣接している地区があるという。
ある人がこの地区に旅行に来て、自分が今いる村がどちらの村なのかが、わからなくなってしまったので、通行人に尋ねてみることにしました。
一回の質問でここがどちらの村か判断できるようにするには、どう尋ねたらよいでしょうか?
但し、通行人は、隣接している嘘つき村か正直村の住人である可能性もあります。
この問題の答え:「この村は正直者だけが住む村ですか?」という問いに対するあなたの答えは「はい」ですか?
ここで、「通行人に尋ねてみる」事をやめて、
近くの住民宅へ訪問して玄関先で、以下のように質問する。
「ここは貴方の村ですか?」
仮に、ここが正直村の正直住民なら答えは「ハイ」!
また、嘘つき村で嘘吐き住民なら、答えは「イイエ」!
このように問題(一)と同様な質問で正しい問題解決が可能。
もっとも…その住民宅に、訪問者がいて、その者に質問していたならNG!
そう「通行人・訪問者」の登場・条件により、
質問の難易度が問題(一)上がったのだろう。
ここで、正直言説を(+1)・嘘吐き言説を(-1)とするなら~
「あなたの村を訪ねる」事は、
正直者は「正村×(+1)=正村」
嘘吐き者は、「嘘村×(-1)=「嘘村の反対」=正村」
住民に質問したなら、必ず「ハイ」なら正直村、「イイエ」なら嘘吐き村。
でも、ここに「通行人・訪問者」という、必ず「イイエ」と答える要素が入る…
そこに「訪問者・通行人」という、正直村・嘘吐き村の住民とは限らないから…
そこが、正直村or嘘吐き村であろうが、答えは「イイエ」だから…
正直も嘘吐きも「ハイ」、正直も嘘吐きも「イイエ」の中に、
常に「イイエ」が混じってしまう可能性の発生!
これが、問題(三)・(四)の気まぐれ天使・気まぐれ村へ続いている~
気まぐれとは、嘘と誠の混じった言説…だから~