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新・悟りを求めて~

自由が故に退屈化し得る現代社会での日々へ、
新たな刺激を与えるべく、新たにブログ開設を…

ビューティフルワーズ

2022-02-16 15:50:19 | 悟得びと語り



先日、ラジオから「ビューティフルワーズ」と題して、
以下のような言葉が流れてきた。

「こんな事が何の役に立つのか!? 」と思うより、
「こんな事も出来ない自分が何の役に立つのか?!」と考えよう。

この言葉は私の心に響いてきた。

普通、人が「こんな事が何の役に立つの…」と思う時、
そこには、『こんな事やりたくない!』という感情があろう。

普通に考えて『自分が心からやりたくない事をやるのは非常にキツイモノであろう』
そんな時、「こんな事も出来ない自分が何の役に立つのか?」と自分に問いかけたなら…

もしかして…「やりたくない事だから役立たない」と考えたい、のか?
「こんな事も出来ない自分だから、何もできない…役立たない自分なの…」


こんな事もこんな物も…
それを役立つようにする・使うのは、その人の意識・認識である。

現実として絶対に役立たないモノ・コトはない。
役に立たないと現象するモノ・コトとは、
それらに関わっている人間が、それらを役立てられない…だけであろう…


モノ・コトに良いも悪いもない。
それら良し悪しは、人間の認識が決めたモノに過ぎない。


例えば「帯びに、短し襷に長し」…というような「布」があった時~

それを大人用にと思ったなら「帯に短し、襷に長し」であろうが…
子供に使うなら、帯なら一、二本、襷なら四、五本になり得る役立つ布となり得るだろうに…




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「故事の矛盾」の解決・克服法~

2022-02-11 15:36:53 | 悟得びと「矛盾」
「故事の矛盾」とは以下である。

楚の国に盾と矛を売る人がいました。自分が売る盾を自慢して「私のこの盾の堅固なことときたら、どんなに鋭利な刃物でも突き通すことはできません。また自分が売る矛を自慢して「私のこの矛の鋭利なことと言ったらどんな堅固なものでも貫き通してしまいます」と言いました。それを聞いてある人が「ではあなたの矛であなたの盾を突いたらどうなりますか?」と尋ねると、その人は何も言うことができなくなってしまいました。



この故事には、以下の矛盾がある。
「全ての盾に貫通する矛」と「全ての矛を突き通さない」の二つを同時に使う事が、つじつまが合わない。

もし、これが、「盾に矛を付けて一体化した盾矛」なら、この矛盾は生じない。
何故なら、盾と矛を分離しての使用は可能だから…である。


さて…この故事には、一つの条件・事実が欠落している。
それは、盾も矛も人間が使う道具である、という事。

矛と盾の威力には、
物質・物体的な理由~

物質・物体的理由―素材・材質の強固さ・構造的な頑丈さ…
製造・過程的理由―製造者の実力…

使用法での威力―使用者の技能・技術力…
勝負時の威力―実力をどれだれ発揮できたか

仮に、故事の中の矛・盾が「この矛・盾以外の全ての盾・矛に勝てる」としても、
それは、同レベルの技能・技術を持った者同士の戦いであろうし…

それに、使い方が下手なら、他の盾・矛に負ける事も考えられる。
また仮に、超合金と特殊な技術で製造された超強度なら「他の全てを壊せる」だろう…

さて、このような矛・盾を同時に使用した時、
その勝負を決するのは、二人の矛・盾道具使用能力となり得る。

以上から言える結論は、以下のようなモノあろう~

問い
「ではあなたの矛であなたの盾を突いたらどうなりますか?」

答え、その時は~
「矛の使い方が上手な方が盾を貫き」
「盾の使い方が上手な方が矛を突き通さない」

両者の実力・威力の百%の一致は、ありえない。
仮に、百%同実力も者同士であったなら、
勝負時の、「天の利・地の利」を獲得した者が勝つ。
道具の威力は、道具の使いて次第である…(側面もある)

以上のように考えるなら、
「楚の国に盾と矛を売る人」の言葉が事実であっても、
「あなたの矛であなたの盾を突いたらどうなりますか?」は、
現実では「矛盾」なく存在モノ・結果は出る。




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続・矛盾について~

2022-02-06 13:39:52 | 悟得びと「矛盾」
続・矛盾について~

矛盾とは、
二つの事が同時に成り立たないこと。
つじつまが合わないこと。


これは、現実では「同時に起こりえない事」を人間が頭脳・認識内で、
「二つ同時に成り立たせよう」としている事であろう。


例えば、ことわざである「善は急げ」と「急いては事を仕損じる」を
同時に並べて、成り立たせようとしたなら、それは矛盾と言えよう。

でも、時系列に並べたなら…どうだろうか?

例えば、運動や食事の工夫は、健康状態の改善に役だつ「善い事」と実感したなら、
即日から実行する「善は急げ」となろう。
しかし、急いで無暗に運動・食事をするなら「急いては事を仕損じる」となろう。
だから、善い事は慌てて急ぐ事無く、ジックリ腰を据えて直ぐに計画を立てて実行しよう。

認識・気持ちの上では「善は急げ」であり、
身体的な実際の行動・行為として「急いては事を仕損じる」となろう。


矛盾は、現実界に存在しないモノ。
矛盾は、人間の認識が創出しているモノ。
矛盾を、矛盾と感じ取る感情力と・思惟力が大切であろう




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