異常vs非常から「非常心」へ~
先ず以下の解説の引用から始めよう!
「異常」は普段とは違う様子や変な状態、「非常」は特別な場合の状態を指します。
「非常事態」は、危機が差し迫り、社会が普段とは違った状況になる事態を指します。予想外の出来事が突発的に起きる点では意味が似ていますが、「非常事態」は天災や経済恐慌などが発生し、社会が重大な問題に直面するときに使うケースが多いでしょう。
非常時とは、事変など非常の事態が起こったとき、または国家的または国際的に重大な危機に直面したときのことを指します。特に、戦争などの異常な事態にあるときを意味します。
異常とは、普段とは違う様子や変な状態、変な状況を指します。異常の反対語は「正常」で、標準作業通りの作業を継続して行なうことができ、スムーズに流れている状態のことを指します。異常とは、いつもと違う状態、ルール通り仕事が出来ない状態、いつもと違う品物の状態等のことです。
↑
上記の説明から、今までの「私的非常心」を説くなら~
私的非常心とは、私にとつっての異常事態=肉親の死が、
私に過去、体験していない程の大きな悲しみ・感情を生じさせ、それ故に、私のココロが「異常事態」レベルに達していた。
そこには、身体的な危機感(個人レベルの非常時)がないので、それは「非常心」と言えず、単なる「異常心」であった。
ならば、武道修業・修行における「非常心」とは?
そのヒントが先日視た、録画していたNHKドラマ「正直不動産」の中の給湯室での会話・出来事から得られた。
それは、ミネルバ不動産で、営業成績トップ社員の神木と成績の悪い社員Aとの以下の会話・出来事である。
社員A―「神木さん!どうすれば、神木さんのような営業成績だせますか?」
神木―(流し台に水を入れながら)、ここに顔を付けて見ろ!」
社員A―「不思議な表情で水に顔を付けた」
数秒後社員A―「苦しくて顔を上げようとする」が…
神木―「そのAの頭を力ずくで押さえ、息を吸わせない…」
数秒後に神木―「(手を放しつつ)今!お前は何がしたかったか?」
社員A―「息が吸いたかった!」
神木―「そんだ!その『息が吸いたい』と同じ気持ちで、不動産を売ればいいだけだ!」
………
この「息が吸いたい」という本能レベルの欲求、吸えないと死ぬ…「吸いたい!」必死の感情…
このような感情・思い…を抱いている認識ココロは「非常心」と言えるのだろう…
これは、現実に「窒息状態だから息がしたい」…ではなく、
想定した「息が吸いたい・したい!」だから「非常心の設定」と言えよう。
実際に異常事態の発生なく、非常時でもないのに、
非常時の心境・ココロだから「非常心の設定」なのだろう。
また…非常心の設定ではなく、真の非常心としては~
戦時中or終戦後、大黒柱の夫が戦死して子供を抱えた妻が、
一人で数人の子を育てつつ生き抜く為に必死に働く姿に
「非常心」=稼ぎが悪いと子供達が飢え死に…の危機感のココロ…が見て取れる…
先ず以下の解説の引用から始めよう!
「異常」は普段とは違う様子や変な状態、「非常」は特別な場合の状態を指します。
「非常事態」は、危機が差し迫り、社会が普段とは違った状況になる事態を指します。予想外の出来事が突発的に起きる点では意味が似ていますが、「非常事態」は天災や経済恐慌などが発生し、社会が重大な問題に直面するときに使うケースが多いでしょう。
非常時とは、事変など非常の事態が起こったとき、または国家的または国際的に重大な危機に直面したときのことを指します。特に、戦争などの異常な事態にあるときを意味します。
異常とは、普段とは違う様子や変な状態、変な状況を指します。異常の反対語は「正常」で、標準作業通りの作業を継続して行なうことができ、スムーズに流れている状態のことを指します。異常とは、いつもと違う状態、ルール通り仕事が出来ない状態、いつもと違う品物の状態等のことです。
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上記の説明から、今までの「私的非常心」を説くなら~
私的非常心とは、私にとつっての異常事態=肉親の死が、
私に過去、体験していない程の大きな悲しみ・感情を生じさせ、それ故に、私のココロが「異常事態」レベルに達していた。
そこには、身体的な危機感(個人レベルの非常時)がないので、それは「非常心」と言えず、単なる「異常心」であった。
ならば、武道修業・修行における「非常心」とは?
そのヒントが先日視た、録画していたNHKドラマ「正直不動産」の中の給湯室での会話・出来事から得られた。
それは、ミネルバ不動産で、営業成績トップ社員の神木と成績の悪い社員Aとの以下の会話・出来事である。
社員A―「神木さん!どうすれば、神木さんのような営業成績だせますか?」
神木―(流し台に水を入れながら)、ここに顔を付けて見ろ!」
社員A―「不思議な表情で水に顔を付けた」
数秒後社員A―「苦しくて顔を上げようとする」が…
神木―「そのAの頭を力ずくで押さえ、息を吸わせない…」
数秒後に神木―「(手を放しつつ)今!お前は何がしたかったか?」
社員A―「息が吸いたかった!」
神木―「そんだ!その『息が吸いたい』と同じ気持ちで、不動産を売ればいいだけだ!」
………
この「息が吸いたい」という本能レベルの欲求、吸えないと死ぬ…「吸いたい!」必死の感情…
このような感情・思い…を抱いている認識ココロは「非常心」と言えるのだろう…
これは、現実に「窒息状態だから息がしたい」…ではなく、
想定した「息が吸いたい・したい!」だから「非常心の設定」と言えよう。
実際に異常事態の発生なく、非常時でもないのに、
非常時の心境・ココロだから「非常心の設定」なのだろう。
また…非常心の設定ではなく、真の非常心としては~
戦時中or終戦後、大黒柱の夫が戦死して子供を抱えた妻が、
一人で数人の子を育てつつ生き抜く為に必死に働く姿に
「非常心」=稼ぎが悪いと子供達が飢え死に…の危機感のココロ…が見て取れる…