「巷説百物語」 京極夏彦 角川文庫
「小豆荒い」
「白蔵主」
「舞首」
「芝右衛門狸」
「塩の長者」
「柳女」
「帷子辻」
闇に葬られる事件の決着を金で請け負う御行一味。
その裏世界に、百介は足を踏み入れてゆく。
小豆洗い、舞首、柳女―彼らが操るあやかしの姿は、人間の深き業への裁きか、弔いか―。
世の理と、人の情がやるせない。
<文庫本裏表紙より>
百物語シリーズ第1弾。
面白いとは聞いていたが、怖い感じがして敬遠していた京極夏彦さんを始めて読んだ。
この怖さなら大丈夫。
タイトルの通り、昔からある百物語をベースに不思議な物語が展開する。
百物語自体はあまり知らない。
昔、百物語という映画を見た記憶はあるし、有名な妖怪の名前は知っている。
その物語の内容までは知らないが、この物語始めに記載されているのが親切でいい。
怪談で、怖く曖昧なまま終わるのかと思っていたら、最後はきちんと種明かしがある。
こういうのは好きだ。
曖昧でもいいのもあるが、これは計画され、きちんと解決される推理物。
悪人は報いを受けると言う結末もいい。
人間は百八つ煩悩があるという。
時代で罪の内容も多少変わって行くのだろうが、人間はどこまでも罪深い。
「小豆荒い」
「白蔵主」
「舞首」
「芝右衛門狸」
「塩の長者」
「柳女」
「帷子辻」
闇に葬られる事件の決着を金で請け負う御行一味。
その裏世界に、百介は足を踏み入れてゆく。
小豆洗い、舞首、柳女―彼らが操るあやかしの姿は、人間の深き業への裁きか、弔いか―。
世の理と、人の情がやるせない。
<文庫本裏表紙より>
百物語シリーズ第1弾。
面白いとは聞いていたが、怖い感じがして敬遠していた京極夏彦さんを始めて読んだ。
この怖さなら大丈夫。
タイトルの通り、昔からある百物語をベースに不思議な物語が展開する。
百物語自体はあまり知らない。
昔、百物語という映画を見た記憶はあるし、有名な妖怪の名前は知っている。
その物語の内容までは知らないが、この物語始めに記載されているのが親切でいい。
怪談で、怖く曖昧なまま終わるのかと思っていたら、最後はきちんと種明かしがある。
こういうのは好きだ。
曖昧でもいいのもあるが、これは計画され、きちんと解決される推理物。
悪人は報いを受けると言う結末もいい。
人間は百八つ煩悩があるという。
時代で罪の内容も多少変わって行くのだろうが、人間はどこまでも罪深い。
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