鮎田冬馬は「黒猫館」と呼ばれる別荘の管理人をしていた。
鮎田は1989年8月1日から4日にかけて起こった事件を手記にする。
それは、別荘の持ち主の、大学生の息子・風間裕己とその友人・氷川、木ノ内、麻生が起こした殺人事件とそれに続く事件だった。
1990年、鮎田はホテル火災に巻き込まれ、怪我をし記憶を失う。
しかし手記だけはしっかり持っていたので、そこから名前は推察された。
しかし、手記に書かれていたのは事実なのか、確認は取れなかった。
鮎田は、手記は自分が考え出した創作なのか、そして、自分は何者なのか、
謎を解く為推理小説家の鹿谷門実に調査を依頼する。
それは、鹿谷の小説に、建築家・中村青司の名を見つけたからで、「黒猫館」も中村青司の設計と手記に書かれていて、共通点を見つけたからだ。
鹿谷は編集者の江南孝明と一緒に、「黒猫館」を探す。
手記に違和感を覚えた鹿谷は、見つけ出した「黒猫館」で、鹿谷の本当の姿を突き止める。
綾辻さんの「館」ものを読んだ1冊目。それぞれ繋がりがある様で、建築家・中村青司が建てたからくり屋敷が主役になる事がわかる。
この「黒猫館」は、風見鶏ならぬ、風見猫が付いていると言う、猫好きな人間には、住んで見たい感じがするが、中の壁や床の様子を読んで、『駄目だ』と断念。目が回りそうな気がする。
「黒猫館」のキーワードは「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」。
ルイス・キャロルの本名なんて、知らなかった。チャールズ・ラトウィッジ・ドジスン。
推理小説には、よくアリスが関わってくるが、ミステリーファンは、当然読んでいる作品と言う事なのだろう。
知っていれば楽しさ倍増。しかし、「不思議の国」はディズニーのアニメにもなっているので、結構覚えているが、
「鏡の国」は結構忘れている。また読まないと・・・とそんな事を思ってしまう話だった。
しかし、「黒猫館」を建てたひとはお金持ちだったのだ。
スケールの大きな、そして以外な結末に感心しながらも、そちらの方に気持ちが行ってしまった。
あんな、遊びが出来たら、楽しいだろうな。地球規模でなくてもいいから、と。
面白かった。
鮎田は1989年8月1日から4日にかけて起こった事件を手記にする。
それは、別荘の持ち主の、大学生の息子・風間裕己とその友人・氷川、木ノ内、麻生が起こした殺人事件とそれに続く事件だった。
1990年、鮎田はホテル火災に巻き込まれ、怪我をし記憶を失う。
しかし手記だけはしっかり持っていたので、そこから名前は推察された。
しかし、手記に書かれていたのは事実なのか、確認は取れなかった。
鮎田は、手記は自分が考え出した創作なのか、そして、自分は何者なのか、
謎を解く為推理小説家の鹿谷門実に調査を依頼する。
それは、鹿谷の小説に、建築家・中村青司の名を見つけたからで、「黒猫館」も中村青司の設計と手記に書かれていて、共通点を見つけたからだ。
鹿谷は編集者の江南孝明と一緒に、「黒猫館」を探す。
手記に違和感を覚えた鹿谷は、見つけ出した「黒猫館」で、鹿谷の本当の姿を突き止める。
綾辻さんの「館」ものを読んだ1冊目。それぞれ繋がりがある様で、建築家・中村青司が建てたからくり屋敷が主役になる事がわかる。
この「黒猫館」は、風見鶏ならぬ、風見猫が付いていると言う、猫好きな人間には、住んで見たい感じがするが、中の壁や床の様子を読んで、『駄目だ』と断念。目が回りそうな気がする。
「黒猫館」のキーワードは「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」。
ルイス・キャロルの本名なんて、知らなかった。チャールズ・ラトウィッジ・ドジスン。
推理小説には、よくアリスが関わってくるが、ミステリーファンは、当然読んでいる作品と言う事なのだろう。
知っていれば楽しさ倍増。しかし、「不思議の国」はディズニーのアニメにもなっているので、結構覚えているが、
「鏡の国」は結構忘れている。また読まないと・・・とそんな事を思ってしまう話だった。
しかし、「黒猫館」を建てたひとはお金持ちだったのだ。
スケールの大きな、そして以外な結末に感心しながらも、そちらの方に気持ちが行ってしまった。
あんな、遊びが出来たら、楽しいだろうな。地球規模でなくてもいいから、と。
面白かった。
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