神奈川県警の巻島史彦警視は、誘拐事件の身代金受け渡し現場の捜査を担当していた。
犯人と思われる男を見つけるが見失い、誘拐された男の子は遺体で発見される。
そして、犯人からメッセージが届けられる。犯人は警察を「くたびれたドブネズミ」と呼び、自分を「ワシ」と称していた。
記者会見で巻島は、娘が命の危機にある状態で臨み、失態をさらし左遷になる。
それから数年後、川崎で5歳から7歳の男児4名が連続して殺害される事件が起こる。
犯人は「バッドマン」と称しテレビ局に声明文を送り、自分を批判した女子アナウンサーを脅迫する。
犯人が自己主張の為にメディア使って自らを主役に仕立て上げる、劇場型犯罪。
警察はテレビのニュース番組に事件の担当捜査官を出し、これに対抗しようとして、巻島を呼び戻す。
巻島はテレビを通じて犯人に呼びかけて行く。「バッドマンに告ぐ」と。
テレビを使っての捜査。あまり読んだ事のない話で、どう進展していくのか予想もつかず面白かった。
そして、癖のある登場人物がよりこの話を盛り上げている。
本当に色々な人がいる。人生でなにを大事にしているかで、自分の道も変わって行く。
捜査だけではない、人間を書いた部分も面白かった。
事件は犯人が弱い人間と言う事がわかり、その様に対応して捕まえていくのだが、犯人が冷酷な知能犯だったら、展開はまた変わるのだろう。
最近は犯罪捜査にも心理学が大きく関わってきている。
メディアの残酷さや影響力、そして警察内部の軋轢と色々あり、人間同士の関係の難しさがたくさん出て来る。
そして、1番大切な事は人の心を思いやる事と、津田巡査部長に教えられる。
津田さんの様に人の心がわかる様になりたいと思う。
「火の粉」や「虚貌」でかなり精神的に追い詰められる怖い話を書いた雫井さんの、またちょっと違ったミステリだった。
犯人と思われる男を見つけるが見失い、誘拐された男の子は遺体で発見される。
そして、犯人からメッセージが届けられる。犯人は警察を「くたびれたドブネズミ」と呼び、自分を「ワシ」と称していた。
記者会見で巻島は、娘が命の危機にある状態で臨み、失態をさらし左遷になる。
それから数年後、川崎で5歳から7歳の男児4名が連続して殺害される事件が起こる。
犯人は「バッドマン」と称しテレビ局に声明文を送り、自分を批判した女子アナウンサーを脅迫する。
犯人が自己主張の為にメディア使って自らを主役に仕立て上げる、劇場型犯罪。
警察はテレビのニュース番組に事件の担当捜査官を出し、これに対抗しようとして、巻島を呼び戻す。
巻島はテレビを通じて犯人に呼びかけて行く。「バッドマンに告ぐ」と。
テレビを使っての捜査。あまり読んだ事のない話で、どう進展していくのか予想もつかず面白かった。
そして、癖のある登場人物がよりこの話を盛り上げている。
本当に色々な人がいる。人生でなにを大事にしているかで、自分の道も変わって行く。
捜査だけではない、人間を書いた部分も面白かった。
事件は犯人が弱い人間と言う事がわかり、その様に対応して捕まえていくのだが、犯人が冷酷な知能犯だったら、展開はまた変わるのだろう。
最近は犯罪捜査にも心理学が大きく関わってきている。
メディアの残酷さや影響力、そして警察内部の軋轢と色々あり、人間同士の関係の難しさがたくさん出て来る。
そして、1番大切な事は人の心を思いやる事と、津田巡査部長に教えられる。
津田さんの様に人の心がわかる様になりたいと思う。
「火の粉」や「虚貌」でかなり精神的に追い詰められる怖い話を書いた雫井さんの、またちょっと違ったミステリだった。
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