「木でできた海」 ジョナサン・キャロル 創元推理文庫
The Wooden Sea 市田泉・訳
クレインズ・ヴューの警察署長フラニー(フランシス)・マケレイブ。
ある日、男が駐車場で見つけた、ぼろぼろの外見の犬を警察署に連れてくる。
脚が3本半で片目がないマーブルケーキのような毛並みの犬は、「オールド・ヴァーチュー」と書かれた名札を下げていた。
フラニーが引き取ると、間もなくしてオールド・ヴァーチューは死ぬ。
オールド・ヴァーチューを埋葬しようと車を走らせている時、家庭内騒動の連絡が入る。
その家はスキアーヴォ夫婦だったが、駆けつけた時は夫婦はいなかった。
そこで見た事のない鮮やかな色合いの羽根を見つける。
フラニーはオールド・ヴァーチューを静かな森に埋め、一緒にその羽根も入れる。
そのオールド・ヴァーチューの死体が羽根とともに戻って来る。
フラニーはオールド・ヴァーチューと、先入観にとらわれない少々変人の友人、ジョージ・ダレムウッドの相談に行く。
ジョージは1750年頃書かれた「オールド・ヴァーチュー」というタイトルとそっくり犬の絵を見せる。
それから、フラニーの周りで、色々なことが起こっていく。
時空が関係なく、色々なことが起こるジョナサン・キャロルの物語。
今までは宇宙人は無かったと思うが。
宇宙人という言葉が出てくるとSFかと思ってしまうが。
登場人物が自分は宇宙人だと思っているだけかも知れない、とも思った。
神の存在も暗示されるし。
この物語はキャロルの世界に浸って、起こることを楽しめばいい。
この世界ではよく現実では出会うはずのない、過去や未来の自分や、死んでしまった人と出会える。
そして、伝えられなかった思いを伝えたり、その時は知らなかった事を知ったりする。
それが、羨ましい気がする。
「木でできた海で、ボートをこぐにはどうしたらいい」
そんな物語。
The Wooden Sea 市田泉・訳
クレインズ・ヴューの警察署長フラニー(フランシス)・マケレイブ。
ある日、男が駐車場で見つけた、ぼろぼろの外見の犬を警察署に連れてくる。
脚が3本半で片目がないマーブルケーキのような毛並みの犬は、「オールド・ヴァーチュー」と書かれた名札を下げていた。
フラニーが引き取ると、間もなくしてオールド・ヴァーチューは死ぬ。
オールド・ヴァーチューを埋葬しようと車を走らせている時、家庭内騒動の連絡が入る。
その家はスキアーヴォ夫婦だったが、駆けつけた時は夫婦はいなかった。
そこで見た事のない鮮やかな色合いの羽根を見つける。
フラニーはオールド・ヴァーチューを静かな森に埋め、一緒にその羽根も入れる。
そのオールド・ヴァーチューの死体が羽根とともに戻って来る。
フラニーはオールド・ヴァーチューと、先入観にとらわれない少々変人の友人、ジョージ・ダレムウッドの相談に行く。
ジョージは1750年頃書かれた「オールド・ヴァーチュー」というタイトルとそっくり犬の絵を見せる。
それから、フラニーの周りで、色々なことが起こっていく。
時空が関係なく、色々なことが起こるジョナサン・キャロルの物語。
今までは宇宙人は無かったと思うが。
宇宙人という言葉が出てくるとSFかと思ってしまうが。
登場人物が自分は宇宙人だと思っているだけかも知れない、とも思った。
神の存在も暗示されるし。
この物語はキャロルの世界に浸って、起こることを楽しめばいい。
この世界ではよく現実では出会うはずのない、過去や未来の自分や、死んでしまった人と出会える。
そして、伝えられなかった思いを伝えたり、その時は知らなかった事を知ったりする。
それが、羨ましい気がする。
「木でできた海で、ボートをこぐにはどうしたらいい」
そんな物語。
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