「二度死んだ少女」 ウィリアム・K.クルーガー 講談社文庫
BLOOD HOLLOW 野口百合子・訳
大晦日のパーティーを抜け出した17歳の少女シャーロット・ケイン。
彼女を探すコーク・オコナーはホワイトアウトに捕らわれた時、不思議な影に助けられ窮地を脱する。
それはシャーロットの魂だったのだろかとコークは思う。
彼女は春に遺体で発見される。
そして、死んだ時に1人ではなかった証拠が見つかる。
容疑はシャーロットのボーイフレンドだったオブジワ族の少年、ソレム・ウィンター・ムーンに掛かる。
ソレムはその事を知って逃げ出す。
コークはソレムの無実を信じシャーロットの死の原因を探り始める。
コークはソレムを探し出すが、ソレムはキリストに出会ったと話す。
コーク・オコナーシリーズ、第4弾。
元保安官のコークは事件があると首を突っ込んでいく。
それなりの理由はあるが、鬱陶しく思う人もいるだろう。
何となく微妙な立場のコークなので、捜査の方も少々まどろっこしい感じがする。
前作が家族の再生の物語。
今回は教会に行かなくなったコークの、宗教の再生の物語。
それとは別にシャーロットの謎には他の物語がある。
その物語がいくつかの事件と複雑に絡み合い、事実を知る過程が興味深い。
悲しい人間ドラマがあった。
謎が解かれて行く面白さはあった。
ある出来事をどう見るか、その人物をどう見るか。
自分が抱く感情によっても左右されし、何を信じるかでも全く違うものになる。
今回はその恐ろしさを充分に感じさせてくれるものだった。
噂だけで1人の人間を社会から抹殺することは可能なのだ。
BLOOD HOLLOW 野口百合子・訳
大晦日のパーティーを抜け出した17歳の少女シャーロット・ケイン。
彼女を探すコーク・オコナーはホワイトアウトに捕らわれた時、不思議な影に助けられ窮地を脱する。
それはシャーロットの魂だったのだろかとコークは思う。
彼女は春に遺体で発見される。
そして、死んだ時に1人ではなかった証拠が見つかる。
容疑はシャーロットのボーイフレンドだったオブジワ族の少年、ソレム・ウィンター・ムーンに掛かる。
ソレムはその事を知って逃げ出す。
コークはソレムの無実を信じシャーロットの死の原因を探り始める。
コークはソレムを探し出すが、ソレムはキリストに出会ったと話す。
コーク・オコナーシリーズ、第4弾。
元保安官のコークは事件があると首を突っ込んでいく。
それなりの理由はあるが、鬱陶しく思う人もいるだろう。
何となく微妙な立場のコークなので、捜査の方も少々まどろっこしい感じがする。
前作が家族の再生の物語。
今回は教会に行かなくなったコークの、宗教の再生の物語。
それとは別にシャーロットの謎には他の物語がある。
その物語がいくつかの事件と複雑に絡み合い、事実を知る過程が興味深い。
悲しい人間ドラマがあった。
謎が解かれて行く面白さはあった。
ある出来事をどう見るか、その人物をどう見るか。
自分が抱く感情によっても左右されし、何を信じるかでも全く違うものになる。
今回はその恐ろしさを充分に感じさせてくれるものだった。
噂だけで1人の人間を社会から抹殺することは可能なのだ。
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