しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「判決破棄 リンカーン弁護士」  マイクル・コナリー

2017年12月30日 | 読書
「判決破棄 リンカーン弁護士」  マイクル・コナリー  講談社文庫   上・下巻
 REVERSAL       古沢嘉通・訳

24年前の少女殺害事件に対して出された有罪判決破棄および差し戻し。
DNA鑑定で被害者のワンピースについていた精液が服役囚とは別人のものだとわかったのだ。
刑事弁護士ミッキー・ハラーは、ロサンジェルス郡地区検事長の要請で特別検察官として勝算皆無の再審を引き受ける。
息詰まる法廷劇が始まった!
     <文庫本上巻裏カバーより>

無罪を訴える服役囚が犯人であることを確信して、ボッシュ刑事は調査員としてハラーのチームに加わり、新たな証人を見つけ出す。
少女が連れ去られる瞬間を目撃していた姉の劇的な証言。
保釈後、夜な夜なひとりで公園にたたずむ服役囚。
冤罪か有罪か。
殺害は偶発か計画的犯行か。思いがけない顛末が待つ!
    <文庫本上巻裏カバーより>

「リンカーン弁護士」シリーズ第3弾








科学が進歩して、昔は分からなかった事が明らかになる。
それによって、過去の事件が再浮上して来る。
しかし、この事件はDNAだけが決めてではなかったと思うが、それだけで判決破棄になるとは。
今回はハラーとボッシュがしっかりとチームを組んで取り組む事件。
レイチェル・ウォリングも少し関わるのも楽しい。
裁判の面白さも充分に考えられている。
弁護側の作り出した、残酷なシナリオ。
しかし、裁判は最後まで行きつかなかった。
思いがけない顛末と言うより、あまりにも乱暴な終わり方。
前回もそうだった。
もっとしっかりと裁判で結末が付く終わり方を見たい気がする。

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