しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「チャーム・シティ」 ローラ・リップマン 

2009年03月11日 | 読書
「チャーム・シティ」 ローラ・リップマン     ハヤカワ・ミステリ文庫
  CHARM CITY    岩瀬孝雄・訳

アメリカ、メリーランド州ボルチモア。
元新聞記者のテス・モナハンはタイナー・グレイの法律事務所で働いていた。
ボルチモアにバスケットボールチームを誘致しようと実業家のジェラード(ウインク)・ウィンカウスキーが誘致活動を行なった夜、バー〈ザ・ポイント〉の経営者でテスの叔父、スパイク・オリットが強盗に襲われる。
テスは叔父のグレイハウンド、エスケイを預かることになる。
新聞社〈ビーコン・ライト〉の記者ケヴィン・V・フィーニーとロジータ・ルイスは、ウインクの過去を暴いた記事を書くが、編集者はそれを載せない決定をする。
ところが、その記事が何者かの操作で掲載されてしまう。
テスのもとに、新聞社から捜査依頼が来る。



物語がゆっくり、ゆっくり展開していくのが、少々まどろっこしく感じる。
捜査と言ってもテスはそれほど活発に動く感じでもないし、それほど緊迫感のあるものではないので、余計のんびりと感じてしまう。
新聞記事と叔父のスパイクの事件と2つを抱えている訳だが、どちらも中途半端な感じ。
最後にちょっとばたばたと盛り上がり緊迫感が出るが、なかなかページが進まなかった。
主人公もあまり特徴がない感じで、グレイハウンドのエスケイが1番魅力的だった。
もっとたくさん登場して活躍の場がもっとあればよかったのに。

チャーム・シティとはボルチモアのニックネーム。
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