「花の鎖」 湊かなえ 文藝春秋
3人の女性の物語が並行していく。
梨花 祖母と二人暮らし。勤めていた英語教室が潰れ、職を失う。
祖母の手術代を工面しようと、謎のKに頼む。
Kとは、毎年決まった日に、母親の大きな花束を贈って来ていた、両親が交通事故で死んだ時に梨花に援助を申し込んでいた。
その時は断ったが、祖母の為に頼ってみようと考える。
美雪 夫の和弥は美雪の従兄弟の陽介が新しく開いた建築事務所で働いていた。
和弥は設計の仕事がしたくてその誘いに乗るが、陽介はその様には扱わず、美雪は不満を持っていた。
そんな時、県が美術館の設計を公募することになり、それに応募しようと思うと打ち明けられる。
紗月 母親と二人暮らし。公民館で美術講師をしている。
大学時代の友人、希美子からある頼みごとをされるが、紗月は簡単に受け入れられない訳があった。
3人は共通して訪れるお店に、創業80年の“きんつば”が有名な和菓子屋『梅香堂』と、『山本生花店』があるT市。
同じ町に住む、3人の女性の物語。
それに、謎の人物“K”が絡んで来る。
この3人がどう係って来るのか、気にしながら読んで行くがなかなか接点は出て来ない。
その内に、花束や建築物の話から、何となくこの物語の構成に気付く。
読み終わって、なるほどと納得。
しかし、この構成はどうなのだろう。
それぞれの物語は面白かったが、いまひとつのめり込めない感じもあった。
話しが分散したことにより、気持ちが途切れるような。
3人にもあまり特徴がなく、感情移入も出来なかった。
謎解きを楽しむ物語なのか、それとも人間ドラマなのか。
中途半端な印象。
3人の女性の物語が並行していく。
梨花 祖母と二人暮らし。勤めていた英語教室が潰れ、職を失う。
祖母の手術代を工面しようと、謎のKに頼む。
Kとは、毎年決まった日に、母親の大きな花束を贈って来ていた、両親が交通事故で死んだ時に梨花に援助を申し込んでいた。
その時は断ったが、祖母の為に頼ってみようと考える。
美雪 夫の和弥は美雪の従兄弟の陽介が新しく開いた建築事務所で働いていた。
和弥は設計の仕事がしたくてその誘いに乗るが、陽介はその様には扱わず、美雪は不満を持っていた。
そんな時、県が美術館の設計を公募することになり、それに応募しようと思うと打ち明けられる。
紗月 母親と二人暮らし。公民館で美術講師をしている。
大学時代の友人、希美子からある頼みごとをされるが、紗月は簡単に受け入れられない訳があった。
3人は共通して訪れるお店に、創業80年の“きんつば”が有名な和菓子屋『梅香堂』と、『山本生花店』があるT市。
同じ町に住む、3人の女性の物語。
それに、謎の人物“K”が絡んで来る。
この3人がどう係って来るのか、気にしながら読んで行くがなかなか接点は出て来ない。
その内に、花束や建築物の話から、何となくこの物語の構成に気付く。
読み終わって、なるほどと納得。
しかし、この構成はどうなのだろう。
それぞれの物語は面白かったが、いまひとつのめり込めない感じもあった。
話しが分散したことにより、気持ちが途切れるような。
3人にもあまり特徴がなく、感情移入も出来なかった。
謎解きを楽しむ物語なのか、それとも人間ドラマなのか。
中途半端な印象。
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