「野獣の薔薇園」 ドナ・ジョー・ナポリ JULIAN
Beast 久慈美貴・訳
全ペルシャ王の息子、オラスミンは狩りよりも薔薇を愛する王子だった。
犠牲祭の時、すでに痛みを知った獣を犠牲として捧げるという過ちを犯し、精霊パーリの呪いを受ける。
ライオンの姿にされたオラスミンの呪いを解けるのは、女の愛だけ。
ライオンと人間の心を持ちながら、オラスミンはライオンとして生きるためインドに行く。
しかしそれは間違いだと気が付き、薔薇を1番愛する国フランスへと向かう。
人は女の愛を通して神の愛を知る。
熱い情熱は大いなる受容へとつながっている。
フランスの薔薇は世界一、そして薔薇を大切に育て愛する国。
「美女と野獣」をモチーフにした物語。
ライオンになってしまったオラスミン王子の、1人称で書かれている。
ライオンと人間の心を持つ王子。
2つの感覚が同居する様が、丁寧に書かれそのまま受け入れられる。
呪いを解くのが、女の愛。
愛と薔薇の結びつきを思い付き、薔薇を1番愛すると自負する国、フランスへ向かう。
そのあたりの思考の流れは自分にはちょっと思いつかないのだが。
オラスミンがライオンの姿で、薔薇を育てたり、本を読む姿を想像するのも楽しい。
ペルシャの庭園での様子や、オラスミンが整えたの館を映像で見てみたい。
ベルはとても魅力的な女性。
勇敢で知的で優しくて、そして強い。
ライオンとベルのやり取りも面白かった。
ドナ・ジョー・ナポリの物語は、激しい感情が起こっても、物語の雰囲気は静かで上品な感じ。
好きな世界。
Beast 久慈美貴・訳
全ペルシャ王の息子、オラスミンは狩りよりも薔薇を愛する王子だった。
犠牲祭の時、すでに痛みを知った獣を犠牲として捧げるという過ちを犯し、精霊パーリの呪いを受ける。
ライオンの姿にされたオラスミンの呪いを解けるのは、女の愛だけ。
ライオンと人間の心を持ちながら、オラスミンはライオンとして生きるためインドに行く。
しかしそれは間違いだと気が付き、薔薇を1番愛する国フランスへと向かう。
人は女の愛を通して神の愛を知る。
熱い情熱は大いなる受容へとつながっている。
フランスの薔薇は世界一、そして薔薇を大切に育て愛する国。
「美女と野獣」をモチーフにした物語。
ライオンになってしまったオラスミン王子の、1人称で書かれている。
ライオンと人間の心を持つ王子。
2つの感覚が同居する様が、丁寧に書かれそのまま受け入れられる。
呪いを解くのが、女の愛。
愛と薔薇の結びつきを思い付き、薔薇を1番愛すると自負する国、フランスへ向かう。
そのあたりの思考の流れは自分にはちょっと思いつかないのだが。
オラスミンがライオンの姿で、薔薇を育てたり、本を読む姿を想像するのも楽しい。
ペルシャの庭園での様子や、オラスミンが整えたの館を映像で見てみたい。
ベルはとても魅力的な女性。
勇敢で知的で優しくて、そして強い。
ライオンとベルのやり取りも面白かった。
ドナ・ジョー・ナポリの物語は、激しい感情が起こっても、物語の雰囲気は静かで上品な感じ。
好きな世界。
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