しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「真犯人」 パトリシア・コーンウェル

2008年01月15日 | 読書
10年前の殺人で死刑判決を受けたロニー・ジョー・ワデル。
死刑執行の日に、13歳の少年が殺害される。
その殺害状況が、ワデルが起こしたのと似ていた。
その後にワデルと係わった人々が連続して殺害される。
そしてその現場から、ワデルの指紋が発見される。

検屍官ケイ・シリーズ第4弾



事件の盛り上がりも解決も仕方も面白かった。。
映画の「インターネット」を思い出させる内容。
ストーリーとかではなく、コンピューターやインターネットに対して。
これだけインターネットが発達すると、そのうち、そちらに支配されるかも知れないと本当に思える。
信じる基本がコンピューターにある情報で、それがすべてになることがあるとやはり怖い気がする。
でも、そんな世界になっても、神や悪魔の存在は信じている。
そんな事も織り込まれた物語。
前作から何年か経っていて、その間に起こった事がストーリーの中に自然に組み込まれて知らされていく。
そして、今回はまだ解決されない事件が残り<続く>になっている。
そして、この文庫本の解説で、「ケイ・スカーペッタの横顔」が紹介されていて面白い。
物語の主人公は誰にでも好かれている人物が多いが、そう思い込んでいた感じもあるが、ケイは周りに敵がいっぱいいるし、必ずしも好かれる性格ではないのだ。


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