「往復書簡」 湊かなえ 幻冬舎
手紙だけで語られる、3編の物語。
「十年後の卒業文集」
高校時代の放送部の6人。
その2人が結婚式を挙げ、集まったメンバー。
夫の海外赴任に付いて行った高倉悦子は、一人だけ参加しなかった千秋が行方不明だと知り、その事を知ろうとする。
手紙を読んでいた、悦子は嫌な人だと思った。
最後まで読んで、本当に嫌な人だとの思いが強くなる。
何の為の手紙だったのだろう。
ただ、自分が知らないことを好奇心だけで知ろうとし、相手が不快になっても気にしない人間。
「二十年後の宿題」
小学校教諭、竹沢真智子は退職を機に知りたい事があった。
20年前担任をした6人の生徒が今幸せな生活を送っているかどうか。
それをその子たちと同年代で、今は教師している大場敦史に頼む。
これは、手紙形式は少々無理があるかも。
あまり手紙らしくもなかったけれど。
最後に先生の意図が分かり、オチが付く物語。
しかし、竹沢先生は、あまりいい先生ではなかったようだ。
事故のことではなく、それ以前もことで。
教育も進歩していくので、その時代では仕方のないことだったかも知れないが。
家族とはこういうもの、子どもとはこういうもの、と言う型があった。
ただ、そのことをあまり考えていない先生は、やはり今一つな気がする。
「十五年後の補習」
恋人の万里子を置いて、国際協力ボランティアに参加した純一。
お互いの気持ちを確かめ合う手紙のやり取りで、過去の「あの出来事」が話題になる。
その記憶を一部失っていた、万里子はやり取りから真実を思い出していく。
『あの出来事』を少々ひっぱり過ぎな感じがする。
途中まではいいが、最後はかなり深刻な問題になるのだが。
こんな微妙な話を最後まで手紙でするだろうか。
最後は手紙で書くことではない気がする。
手紙だけで語られる、3編の物語。
「十年後の卒業文集」
高校時代の放送部の6人。
その2人が結婚式を挙げ、集まったメンバー。
夫の海外赴任に付いて行った高倉悦子は、一人だけ参加しなかった千秋が行方不明だと知り、その事を知ろうとする。
手紙を読んでいた、悦子は嫌な人だと思った。
最後まで読んで、本当に嫌な人だとの思いが強くなる。
何の為の手紙だったのだろう。
ただ、自分が知らないことを好奇心だけで知ろうとし、相手が不快になっても気にしない人間。
「二十年後の宿題」
小学校教諭、竹沢真智子は退職を機に知りたい事があった。
20年前担任をした6人の生徒が今幸せな生活を送っているかどうか。
それをその子たちと同年代で、今は教師している大場敦史に頼む。
これは、手紙形式は少々無理があるかも。
あまり手紙らしくもなかったけれど。
最後に先生の意図が分かり、オチが付く物語。
しかし、竹沢先生は、あまりいい先生ではなかったようだ。
事故のことではなく、それ以前もことで。
教育も進歩していくので、その時代では仕方のないことだったかも知れないが。
家族とはこういうもの、子どもとはこういうもの、と言う型があった。
ただ、そのことをあまり考えていない先生は、やはり今一つな気がする。
「十五年後の補習」
恋人の万里子を置いて、国際協力ボランティアに参加した純一。
お互いの気持ちを確かめ合う手紙のやり取りで、過去の「あの出来事」が話題になる。
その記憶を一部失っていた、万里子はやり取りから真実を思い出していく。
『あの出来事』を少々ひっぱり過ぎな感じがする。
途中まではいいが、最後はかなり深刻な問題になるのだが。
こんな微妙な話を最後まで手紙でするだろうか。
最後は手紙で書くことではない気がする。
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