「窓際のスパイ」 ミック・ヘロン ハヤカワ文庫NV
SLOW HORSES 田村義進・訳
イギリスの保安局、通称MI5。
その中に〈泥沼の家(スラウ・ハウス)〉と言う部署がある。
そして、そこに配属された人物は〈遅い馬(スロー・ホース)〉と呼ばれ、今は10人。
大きなミスや不祥事を犯してここに来た者には、たいした仕事もなく飼い殺しにされる。
リヴァー・カートライトは、昇進試験で大きなミスを〈遅い馬〉の仲間入りをする。
リヴァーのここでの最初の仕事は、ロバート・ボブデンと言うジャーナリストのゴミを持って来る事だった。
持ち帰ったゴミを調べながらも、リーダーのジャクソン・ラムは、何故ゴミが必要なのかも伝えない。
そんな中、ある朝ライブ配信サイトに動画がアップされる。
それは、フードを被せられたジャンプスーツの男が新聞を持っている映像。
脅迫文が添えられ、「48時間後に首を刎ねる」と。
そんな緊急事態でも〈泥沼の家〉に仕事が回って来る事はない。
しかし、その事件が少しずつ〈泥沼の家〉に係わりを持ち始める。
どんなスパイの物語かと思ったら。
まずは、リヴァーのモヤモヤと落ち込んだ気持ちで、パッとしない。
そして、状況や人物説明が多いので、始めはあまり物語が進まない。
それでも、色々謎めいた様子が、何が起こるのだろうと期待も。
保安局対泥沼の家と言った内部の争いがメインの様相。
その中にもスパイがいたり、流石スパイの集団。
しかし、ハッサンの事件に少しずつ関係するようになって、物語が動き出す。
ハッサンの行方を捜す時のチームワークや、それぞれの特技が面白い。
緊迫感も出て来た。
流石に10人全員が活躍するには多すぎた様で、何人か脱落してメインは5人。
リヴァーの失敗が誘拐事件と関係があったなんて。
そこから振り返ると、かなり凄い物語。
どこの世界も「陰謀渦巻く」だ。
登場人物の様子が大分分かったので、次作はもっと早くから面白くなるかも。
SLOW HORSES 田村義進・訳
イギリスの保安局、通称MI5。
その中に〈泥沼の家(スラウ・ハウス)〉と言う部署がある。
そして、そこに配属された人物は〈遅い馬(スロー・ホース)〉と呼ばれ、今は10人。
大きなミスや不祥事を犯してここに来た者には、たいした仕事もなく飼い殺しにされる。
リヴァー・カートライトは、昇進試験で大きなミスを〈遅い馬〉の仲間入りをする。
リヴァーのここでの最初の仕事は、ロバート・ボブデンと言うジャーナリストのゴミを持って来る事だった。
持ち帰ったゴミを調べながらも、リーダーのジャクソン・ラムは、何故ゴミが必要なのかも伝えない。
そんな中、ある朝ライブ配信サイトに動画がアップされる。
それは、フードを被せられたジャンプスーツの男が新聞を持っている映像。
脅迫文が添えられ、「48時間後に首を刎ねる」と。
そんな緊急事態でも〈泥沼の家〉に仕事が回って来る事はない。
しかし、その事件が少しずつ〈泥沼の家〉に係わりを持ち始める。
どんなスパイの物語かと思ったら。
まずは、リヴァーのモヤモヤと落ち込んだ気持ちで、パッとしない。
そして、状況や人物説明が多いので、始めはあまり物語が進まない。
それでも、色々謎めいた様子が、何が起こるのだろうと期待も。
保安局対泥沼の家と言った内部の争いがメインの様相。
その中にもスパイがいたり、流石スパイの集団。
しかし、ハッサンの事件に少しずつ関係するようになって、物語が動き出す。
ハッサンの行方を捜す時のチームワークや、それぞれの特技が面白い。
緊迫感も出て来た。
流石に10人全員が活躍するには多すぎた様で、何人か脱落してメインは5人。
リヴァーの失敗が誘拐事件と関係があったなんて。
そこから振り返ると、かなり凄い物語。
どこの世界も「陰謀渦巻く」だ。
登場人物の様子が大分分かったので、次作はもっと早くから面白くなるかも。
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