一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

2012- 朱 (あか)

2020-12-01 | 生け花

  いよいよ12月になりました。この年は世の中にも私自身にもたくさんの事がありました。

今後も全ての事が一転して良い方向に向かうとは言い切れませんが 希望の持てる歳が迎えられることを祈って朱あかと言うテーマで活けて見ました。

 朱は日本古来から邪を払う事やお目出度い意味で いろいろなところに使われて来ました。

 神社の鳥居、城下を守る朱雀、巫女さんの緋の袴、稚児の額の赤い化粧、還暦の赤いチャンチャンコ・・などなど そして残り少ない今年 そして迎える年が明るい事を願って

 

 花材 ・山帰来 ・葉ラン ・ヒペリカム

 花器 ・創作花瓶 馬川晴美作


2012- 旅のお供 ?

2020-12-01 | 生け花

  神戸に転居してきて知り合ったSさんは土曜日になると そわそわと朝からデパートの地下に出かける様です。

そこで売られているおにぎりを求めて。

 たかが おにぎり、されど おにぎり・・大阪の和菓子屋さんが作っているとの事です。竹の皮を半分に折って、その中に三角形の大型の おにぎりが鎮座しています。

「はい、お裾分け」と時々頂くのですが ずっしりと重く 蒸したモチ米(おこわ)の中に 昆布やカツオの粉らしき物 小梅などが混ぜ込んであります。噛みしめて食べるほどに益々美味です。

 

 その昔、旅人が携帯したような古風な パッケージとこの鄙びた味の一品を ベリーショートヘアのハンサムウーマンの彼女が大好物と言うアンバランスがとても面白いです。

いつもご馳走様。

 

  花材 ・マトリカリア ・山帰来

  花器 ・アンティーク煙草入れ