いろいろな意味のある小正月ですが 暮れからお正月の間に忙しく立ち働いた主婦を労う 日本の風習の優しさを感じるものです。
でも、私を含めて最近世の女性は昔ほど お正月を迎えるのに労していないかも知れません。
子供の頃、母が作るおせち料理の並ぶ 元日のテーブルが楽しみだった頃を思い出しました。
終戦の混乱した引揚げ時にも関わらず 大切に持ち帰り お正月には必ず晴れ着を着せてくれた母の愛を感じる友禅の一枚の着物があります。
その後、仕立て直して長襦袢として嫁入りの時に持たせてくれました。
花材 ・オリエンタルリリー ・カスミ草 ・千両
花器 ・九谷焼 花瓶 ・瓢形徳利