一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1503-門出の時

2015-03-21 | 生け花
 卒業の時期になり、街にも卒業式の謝恩会帰りの 平成のマドンナの様な袴姿を目にする頃となりました。
知人の中にも、長男・長女を遠くの大学に進学させるため、楽しく 忙しく そして少し寂しく支度をしているお話を耳にします。
卒業・入学・就職・結婚 そのスタートの時の 心弾む新鮮な気持ちを忘れずに これからの日々を過ごして行って欲しいですね。

 花材 ・サンシュ ・カラー ・フリージヤ
 花器 ・青白磁壺


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1503- 早春瀬戸内

2015-03-19 | 生け花
 四月の陽気と伝えられる日の午後、牛窓オリーブ園へ行きました。
ひと月前に比べると、雑木林の木々の芽が 遠目にも薄いピンクを帯びて 山笑うと言う時期になりました。途中の、搾りたての牛乳で作るジェラード屋さんも この陽気を楽しむ 大勢のお客さんで大盛況でした。

 花材 ・猫やなぎ ・アルストロメリヤ ・椿 
 花器 ・備前焼鉢




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1503- 生命の水 ?

2015-03-17 | 生け花
 土星の衛星に、命を生む条件の水 その他の物がある・・と言うニュースを見ました。無限の宇宙の彼方の、謎を覗き込むのは 私の脳細胞の理解の限界を超えていて 目の前の現実へあわてて 視線を戻したくなる気持ちです。
 それでも、怖いもの見たさの宇宙への夢は 限りなく楽しい話です。
 
 花材 ・サンシュ ・デンドロビュウム ・銀色着色の山帰来の実
 花器 ・ガラスボール


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1503- 北帰行

2015-03-15 | 生け花
 日本列島は、南から春の気配が強くなってきました。名も知らぬ、旅の途中らしい渡り鳥が 電線に等間隔に並んで 休息をしているのを見かけます。この冬、ジョウビタキが 我が家の庭にも遊んでいましたが そろそろ旅立ちの時でしょうか。
 物語や詩、良く耳にする歌謡曲にも" 北へ行く "と言うセリフは 聴く人に 夢と少々の 感傷を感じさせます。物語の主人公は、別離の後 北へ向かうのが定番の様ですね。
 北帰行の渡り鳥にとっては その様な甘い話ではなく 次への命を継ぐためなのでしょう。あの、小さな体で 大陸に渡って行く そのエネルギーには驚きです。

 花材 ・カラー ・猫やなぎ 
 花器 ・津軽ビードロ花瓶




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1503- 311からの復活

2015-03-12 | 生け花
  庭の一重の紅つばきも、あの年から四度目の春を迎えました。
あの年、私の古希の個展で生けた 一輪の紅つばきを心から愛でて 心慰められたと言われた 被災地からの一家の方々の事を思っています。
 四年が経って、きっと このご家族は 心を一つにして希望を見つけ 平穏な生活を取り戻されていると思います。
この春の、美しい花々を楽しまれている事をお祈りします。

 花材 ・紅つばき ・レンギョウ ・曙つばき ・猫ヤナギ
 花器 ・すり鉢型花器




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