一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

2006- 夏の飲み物

2020-06-19 | 生け花

 毎週水曜日に開く マンション前の広場の野菜屋さんに、 赤紫蘇の束が売られていて 買い求める人がいました。

聞いて見ると「紫蘇ジュースを作る」との事 、興味を感じその作り方を聞いて見ました。いたって簡単、葉を洗って分量の水と砂糖で十分位煮て 葉を取り出した液に 酢を加えるとのこと。

 酢の種類は 好みのもので良いらしいので シークワサーを使いました。酢を加えたとたん、くすんでいた紫蘇色の鍋の中が 透明感のあるルビーの様な赤色になり感激 !

 試飲して見ると、なかなかの清涼感でした。炭酸などで割ると、今年の夏の飲み物に良いでしょう。

 夏の飲み物と言えば、若者に人気の洒落た喫茶店に入りました。夏の間の限定の飲み物の「スムージー」を注文してみました。

今 流行りのスムージー、 私も夫も初体験 味はかなり美味でしたが そのカップはかなり大きくて飲み終える頃には体の芯まで冷えて そうそうに暑い外気に出ました。

 高齢者向きでは、無かったようです。

 

 花材 ・向日葵 ・ギボシ

 花器 ・ブルー掛け花 器


2006- 向日葵

2020-06-17 | 生け花

 フラワーショップで、ゴッホが描く様な色合いの 向日葵を見つけました。

今年の春 コロナ感染の波に晒されているとき 兵庫県立美術館で開催されていたゴッホ展の招待券を貰い 出かけるタイミングを図っている内 美術館が臨時休館となり残念な思いをしました。

 コロナ禍は戦時下と同じような、文化の状況を世界中にもたらしました。文化的なものは いろいろな制限を受け 人々は心のビタミン不足になっています。

 私もこの春に予定していた個展を、二度計画変更をしながら とうとう無期限延期になりました。

深い色合いの エネルギッシュな向日葵眺めながら 一日も早い文化的なものの 復活を願っています。

 

 花材 ・向日葵 ・スモークツリー ・くるくま ・ギボシ

 花器 ・黄交趾 器

 


2006- 霧の中

2020-06-14 | 生け花

 梅雨入りした当地では、終日 霧の中で生活しています。

霧の濃い朝は、港を出入りする船でしょうか 大きな汽笛音を幾度も響かせていますが その姿は定かではありません。

南東に建つ見慣れた高層ホテルは、10階から上は霧の中  このミステリアスな風景は いつまで続くのでしょう。

 そろそろ遠くの山や海の景色を見たいですね。

 花材 ・紫陽花 ・スモークツリー ・利休草 ・玉しだ

 花器 ・備前焼 緋たすき すり鉢型花器


2006- 雨に映える花

2020-06-13 | 生け花

 公園や街のあちこちの植込みの紫陽花が 雨の中鮮やかさを増してきました。

この時期、雨に打たれて頭を垂れる 他の花々の中で 紫陽花の瑞々しい色は 私達のブルーな気持ちを 爽やかにしてくれます。

 美しい日本の風景の 一つです。

 

 花材 ・紫陽花 ・利休草

 花器 ・備前焼 掛花器 復体 


2006- 水無月

2020-06-11 | 生け花

 近畿地方もいよいよ梅雨入り、朝から断続的に雨が降り 海山ともに深い灰色のベールに包まれています。

天に水が無くなる程に、地上に雨が降り続くと言う意味の 水無月と言う呼び名の6月ですが 今までの しとしとと降る梅雨の雨とは程遠い降り方にに不気味な怖さを感じます。

 梅雨は 私たちの祖先から伝わる 農耕に欠かせないもので 日本の文化の源とも思えるものです。

静かに この時期を過ごせることを祈ります。

 

 花材 ・紫陽花 ・スモークツリー ・利休草 

 花器 ・有田焼 青白磁器