一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

2109- 台風一過

2021-09-19 | 生け花

 台風14号は、停滞や迷走を続けて近畿地方にも近づいてきました。

海からの風が強い当地では、早々と備えをして待ちました。全国的には被害もあったようでしたが、少し強い雨位で何事もなく台風一過の朝を迎えました。

 青空を映した海も静かで、漁船らしき船影もあちこちに見え 一安心しました。

 

 花材 ・アスター ・ドラセナ ・ケイトウ

 花器 ・木曽塗 ワインクーラー

 


2109- 秋の花を求めて

2021-09-18 | 生け花

 秋雨の間の晴れ間を見つけて、布引ハーブ園へ出かけました。

明け方までの雨が 嘘の様にロープウェイから見下ろす、緑の木々や遠い港の景色は 爽やかな秋晴れの中です。

 ロープウェイ終点の展望テラスは、人も疎らでピアノのBGMが静かに流れていました。

ガーデンテラスで、バーブの香りがする 美味しい飲み物をテークアウトして 持参のおにぎりで昼食を取りました。

 

 一年に何度も、訪れる場所ですが 季節ごとに花壇やフラワーポットの花が植え替えられ人々の心を癒してくれます。

売店で、秋植えの草花の種と まだ続くステイホームの為にエッセンシャル・オイルを求めました。

 

 花材 ・ケイトウ ・吾亦紅 ・アスター ・ドラセナ

 花器 ・黄瀬戸 花器

 


2109- 白い貴婦人 1、2

2021-09-17 | 生け花

 近所のかたから、白いバラの花束を頂きました。

長い生け花との関わりの中で、初めて出会ったその花の 一輪咲きの佇まいにびっくりしました。

 少し、野趣を残した中輪のその花は 透明感のある純白で 中心がクリーム色を帯びていて その香りはとても強く高貴なものです。

姿は、少し枝垂れる様に俯き加減の和薔薇だそうです。

 雪解け水の、清らかさをイメージして「しずく」と名付けられています。

 

眺めているうちに、和と洋の美を併せ持ったこの花を二通りに活けて見たくなりました。

 

 作品1   花材・白薔薇 

     花器・アンテーク 白大理石花瓶

 作品2   花材 ・白薔薇 ・一ッ葉

         花器 ・アンティーク塗 盃洗

 


2109- 9.11の前後

2021-09-12 | 生け花

 二機の飛行機による米ニューヨーク、ツインタワービルの崩壊から20年が過ぎました。

昨夜は、ツインタワー跡地に空高く二本の白い光が伸び 街中が祈りに包まれている様子が報じられていました。

 20年前の夏の日に、私達はニューヨークに旅をしていました、

その時 街中のテロに対する警戒がとても厳しかったことが思い出されます。その為、街の治安はとても良かったと思います。

 街の至る所に警官が立っていたり 劇場の入場にも厳しい検査があり 滞在していたホテルのエレベーターの彫刻の美しさにカメラを向けた時も警備に静止されたり 等々・・・。充分な警戒の中でも  人の想像を越えた以上のテロだったのだと思います。

 その後訪れた時のグランドゼロの痛ましい姿や 数年前に訪れた時には光輝く ワン・ワールドが建ちすっかり変わった景色を見ました。

それぞれの国の主張を深く理解することは私には出来ませんが 失われた命にただ、祈りを捧げます。

 

 花材 ・鉄砲ユリ ・ロペ ・小菊

 花器 ・アンティーク ムラーノ ガラス器

 


2109- 夕暮れ時

2021-09-08 | 生け花

 日没が早くなり、残照に染まっていた海の色が  瞬く間に色を失ったと思うと 薄暮の中に街の光や 遠く船の光の輝きが増してきました。

枕草子で清少納言も、秋の夕暮れを愛でていますが 当時の景色とは全く趣が異なっていても今 眼下に広がる秋の夕暮れは何とも素晴らしい !

 

 花材 ・鉄砲ユリ ・テーブル椰子 ・スプレー菊 ・鳴子ラン ・吾亦紅

 花器 ・木曽塗 ワインクーラー