一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

2208- 蝉しぐれの境内

2022-08-13 | 生け花

 お盆には少し早いためか、4か月振りに尋ねたお寺は 乗ってきたタクシーがUターンをして去った後は 夏雲の下 静まり返って蝉しぐれと私たちのジャリを踏む音だけでした。

境内には、百日紅の大木や 池には蓮の花が盛りで暑さを和らげてくれている様です。

 苔むした石段の上の納骨堂は、お香の香りとクーラーのひんやりした空気で私たちを迎えてくれました。

祭壇の少し色あせた遺影の写真を新しいものに取替て、大好きだった神戸の六甲の水とお盆のお菓子、同行してくれた妹の友人の般若心経の読経をお供えしました。

 お鈴の音で、私たちの来訪を気づいてくれたのでしょう。

写真の中の妹はいつもと変わらぬ表情でコロナも ウクライナも 統一教会のことも知らぬげに 柔らかい眼差しで空を見上げていました。

 

 帰り道、気がつくと蝉しぐれの中に ひぐらしの声を聞きました。

 

 花材 ・オリエンタルリリー ・りんどう ・白菊 ・小菊 ・スプレーカーネーション

 花器 ・アンティーク 塗盃洗


2208- 立 秋

2022-08-09 | 生け花

 8月7日は立秋、猛暑と終息を見せないコロナ感染に 経験したことのない 暑い立秋を迎えています。

いつかは収まると言い聞かせて、百メートルの高さのホテルの上に 勢いよく立ち上る入道雲を見上げました。

 夜になっても収まらない暑さに、今日も一日中クーラーのお世話になっています。

 

 久しぶりにかかってきた 70歳を過ぎた友人からの電話は 自身のパーキンソン発病を告げるものでした。

「杖をついて、神戸にまた遊びに行くから」と気丈に話してくれました。

 薬・リハビリ・サプリメント  いろいろと治療の方法は広がってきています、がんばって・・。

 

 花材 ・オオニソガラム ・バンダ ・ドラセナ ・カスミソウ

 花器 ・小鹿田焼 コンポート

 


2208- 葉 月

2022-08-01 | 生け花

 三年ぶりに、ポートアイランド全体の夏祭りが開催される事になり コロナ拡大を気にしながらも 住民はうきうきした気分になっていましたが 予定日の一週間前に中止が決まりました。

 青空太極拳も、盆踊りの指導者がメンバーにいることもあって 太極拳の練習の後 少し時間をとって盆踊りの練習をしていました。

 ゆっくりとした動きと、長い呼吸の後の 盆踊りの練習にメンバーの一人から「この曲、倍速のテンポで流れていませんか」の声に皆で大笑い。太極拳が如何に長い呼吸と ゆっくりとした動きであることをあらためて感じました。

 夏祭りは中止になりましたが、太極拳仲間の楽しいコミュニーケーションとなりました。来年に期待。

 

 花材 ・スカシユリ ・モカラ ・一ッ葉

 花器 ・舟形水盤