海外旅行のおいしい食べ物 マレーシア・インドカレー編

2015年02月16日 | B級グルメ
 マレーシアは中華もいいが、インド料理も行ける。

 旅のグルメ情報。前回(→こちら)は私のイチオシであるコタキナバルの中華料理を紹介したが、マレーシアではカレーも堪能したのである。

 KL(クアラルンプール)セントラル駅の向かいにある通りの裏路地に、インド料理ストリートとでもいう場所があったのを発見。

 カレーを中心に、サモサやチャパティを焼く屋台が並ぶ。といっても、そんなに大きなものでもなく、完全に地元向けの商店街なのであった。

 まあ、変に観光客向けの店に行くより、こういう現地の人が親しむ店の方がうまいというのは、バックパッカーの常識。

 色々と見て回った末、店内のこぎれいなカレー屋(といってもインド料理屋はすべてカレー屋なんだけど)に入ることにした。

 店主らしきインド人がメニューを持ってくる。一応英語メニューもあるが、「チキン」とか「フィッシュ」とかあるだけで、どういった料理なのか今ひとつわからない。

 こういうときは必殺の「指さし注文」である。店頭に並べられた、料理の入ったバットを指で示して、これこれと注文。

 できたてだったのか、アツアツでうまそうなにおいを発しているチキンカレー、それにチャパティがやってきた。

 まずテーブルの上に、バナナの葉を敷かれた。インド風である。

 そこにライスが盛られ、カレーがかけられる。どうもかけ放題みたいで、「もっとか、もっといるか」と何度も聞かれた。

 たっぷりのカレーは実にうまそうであった。いただきまーすとスプーンを取ると、そこに今度は大皿を持った若いインド兄ちゃんがやってきたのである。

 そして、世にも不機嫌な顔で何かブツブツいっている。

 どうしたんやろ、何かおかしなことでもやらかしたんやろうか。

 いぶかしんでると、インド兄ちゃんは大皿から野菜の煮付けやピクルスなどを5,6品、無造作にバナナの葉の上に盛りつけた。

 いきなりの追加オーダーにこちらは意表をつかれた。

 おいおい、こんなん頼んでへんでと言おうとするのを無視して、インド兄ちゃんは嫌そうに、さらに頼んでもいないカレーを3種類盛りつけたのだ。

 ん? なんか、おかしいぞ。

 ここで私はピンときた。ははーんこれはあれだ、よくあるボッタクリだ。

 頼んでないものをむりやり配膳して、あとで法外な料金を請求しようというのだ。

 そういえば、インド本国を旅行した人はみな一様に「インド人はぼる」というではないか。

 そういうことか。その手にはのらねえぜ、バックパッカーなめんなよと第一種警戒態勢に入ったが、一口カレーを食べてみて、いったんそれはふっとぶことになるのである。

 
 (続く→【こちら】)


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