2019年も、もうすぐおしまい。
年末年始は、ここ5、6年ほとんど変わらない生活を送っている。
ちょっと奮発してモロゾフのチョコを食べながら本を読んで映画を観て、昼寝して散歩して銭湯に行って、湯上りに冷えたレモンソーダを飲みながらボンヤリとラジオを聴く。
あとは、この日のために録画しておいた『バビロン・ベルリン』を観るのが楽しみ。
ドイツ文学科出身で、ベルリン「黄金の20年代」や、ワイマール共和国からナチス崩壊に至る時代が大好物な、私のために作ってくれたようなドラマでしょう。
もちろん原作のフォルカー・クッチャーもとっくに読了済みだし、パッと見た感じ、当時のドイツを再現したセットを観るだけでも楽しい。
ということで、ふやけた頭で今年を振り返っておしまいにします。
とりとめなんかないので、こんなの全然読まなくていいです。では、ドン。
春は『大矢・高見のしゃべりスタ!』をよく聴いた、プレストン・スタージェスはもっと評価されていい、棋聖戦第一局が名局すぎてオールタイムベスト級、ミスヲタなのに今ごろカーとかクイーンにハマる、バルボラ・ストリコバのテニスはおもしろい、元奨励会三段の石川泰さんの動画は地味に良い、『魔法少女まどか☆マギカ』はたしかに傑作だった、夏は『ティアリングサーガ』ばかりやっていた、今の日本はなにやっても逮捕も起訴もされない無法地帯らしい、順位戦と三段リーグの息苦しさにいつまでうんざりさせられるんだろう、なおみちゃんのアジアシリーズの結果にはホッとした、「完璧な心の平安」なんて不可能なんだなとあきらめた、ウィンブルドンのシモナ・ハレプは盤石だった、台湾はいいところ、王将戦はおしかったなあ、今最強の作家はコニー・ウィリスだ、『この世界の片隅に』のオープニングで出る広島の街を歩いてみたい、『ゆる△キャン』は楽しそうだけど道具を持っていくのがめんどそうだなあ、『帰ってきたヒトラー』は日本も含めて世界のあらゆる国でリメイクすべき、「時間が解決する」は消極的だが真理だ、秋は樹村みのりを読んでいた、頭の悪い人の放つ罵倒は世界でもっとも醜悪だ、頭の悪い人が放つ「正義の罵倒」はそれ以上に醜悪だ、棋王戦の挑決は興味津々だった、冬は上々颱風とチャットモンチーを聴いていた、春になったらどこかに出かけたい、インドかスウェーデンかメキシコがいいな、
★今年面白かった本
池内紀訳・編『ウィーン世紀末文学選』
サラ・ウォーターズ『エアーズ家の没落』
コニー・ウィリス『犬は勘定に入れません』
ジョー・ウォルトン『ファージング 三部作』
ロバート・マキャモン『少年時代』
セオドア・ローザック『フリッカー、あるいは映画の魔』
京極夏彦『姑獲鳥の夏』
アラン・ブラッドリー『パイは小さな秘密を運ぶ』
クリストファー・プリースト『双生児』
エドモンド・ハミルトン『フェッセンデンの宇宙』
梨木香歩『村田エフェンディ滞土録』
ジョン・ディクスン・カー『皇帝の嗅ぎ煙草入れ』
佐藤賢一『カペー朝』
エラリー・クイーン『オランダ靴の秘密』
アントニオ・タブッキ『供述によるとペレイラは……』
カート・ヴォネガット『母なる夜』
★今年面白かった映画
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
『この世界の片隅に』
『ブラックブック』
『フューリー』
『僕のエリ 200歳の少女』
『カメラを止めるな!』
『バリー・リンドン』
『ザ・ウォーク』
『バニー・レイクは行方不明』
『J・エドガー』
『ギャラクシー・クエスト』
『帰ってきたヒトラー』
『橋』
『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』
『クローバーフィールド/HAKAISHA』
『現金に体を張れ』
それではみなさん、よいお年を。