うちの本棚の「日本タイトルだけ大賞」

2022年12月07日 | 
 「日本タイトルだけ大賞」という賞がある。
 
 文字通り、本を中身や売れ行きや著者の知名度などまったく度外視して、「タイトルだけ」で選ぼうというもの。
 
 過去には
 
 
 『今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います』

 『タピオカミルクティーで死にかけた土曜日の午後』

  『顔がこの世にむいてない。』
 
 
 などといった、おもしろそうなタイトルがノミネートされているが、あるとき思いついたことは、
 
 「あれ? これウチの本棚でもできんじゃね?」
 
 私も子供のころから、部屋の含有率が異様に高い、怒涛の読書野郎である。
 
 なので、本棚をながめると、題名だけでもインパクトある作品というのが、けっこうあるようなのだ。
 
 そこで今回は、中からいくつかチョイスして、ここに並べてみたい。
 
 あと、賞のノミネート作品を見て気になるのが、最初から明らかにタイトルから「ねらってる」ものが目立つことで、こういうのは、
 
 「どう? おもしろいでしょ? インパクト充分で、思わず手に取りたくなるでしょ?」
 
 なんて態度でせまられると、冷めることはなはだしい。
 
 その点、ウチの本棚はそんな、露骨にあざといものは少なく、それでいて作者の言語センスが味わえる良タイトルも多い。 
 
 「おもしろそうじゃん」と、手に取ってみる1冊があれば幸いである。
 
 では、ドン。

 

『ウは宇宙船のウ』

『密室殺人ゲーム王手飛車取り』

『鹿男あをによし』

『殴り合う貴族たち』

『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』

『ここに死体を捨てないでください!』

『裸はいつから恥ずかしくなったか』

『良い戦争 』

『死んでいるかしら』

『私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか』

『アイドル八犬伝』

『仁義なきキリスト教史』

『サンタクロースのせいにしよう』

『砂漠で溺れるわけにはいかない』

『世界は右に回る』

『弱いのが強いのに勝つ法』

『眠りをむさぼりすぎた男』

『ぎろちん』

 

 どれもちょっと変なタイトルですが、中身はおススメのものばかり。気になった作品があれば、ぜひご一読を。

 

 


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