東京で働く咲子は、母の入院の知らせを受け、久しぶりに徳島に帰郷する。母子家庭で育った咲子は、気が強く何でも一人で決めてしまう母に寂しさを感じていた。咲子は医師、寺澤から母が献体を希望していることを知り、いらだちは募る。ある日、母の友人から箱を手渡される。中には、死んだと聞かされていた父から毎年届いていた手紙の束が入っていた。隠された母の恋を知った咲子は、東京に戻り、両親の思い出の場所を訪ね歩き…。
静かに話が進んでいく、でも決して退屈ではない!
ラストまじかの阿波踊りの波をはさんで母と父が見つめあい、それを見つめる娘のシーンは少しウルウルします。
献体は・・・
医学生のために自分が死んだあと遺体を提供する制度です、話の中では一度献体すると一年もしくは二、三年は遺族の元には戻らないらしいです。
オススメ度・・・★★★★(ジワジワきますね、すごく泣けるわけではないがいい作品)