今朝、バリと日本を行き来している友人の I氏から電話があり、久々に一緒に山へ行く。彼は蝶が好き、私は野鳥が好きということで気が合い時々一緒に山へ遊びに行く。さすがに医王山の頂上あたりは風が心地いい。街中ではすっかり消えた鳥の声もここでは聞こえる。う~ん、幸せ!!幸せはきっと何気ないものの中に隠れている。山道を歩くと、ヒグラシが下草の中でゴソゴソしていたので捕まえてみる。透明な羽と体つきが清楚なセミだ。手を離すとしばらく手のひらにいたが、木の幹目指してバタバタ飛んでいった。今日はオニヤンマがあっちにもこっちにも飛んでいる。大きなグリーンの目とシマシマの体がきれい! I氏が「さっきアサギマダラがいたぞ」という。わぁ~見たいと思っていたら白い花の蜜を吸いに来たアサギマダラ2頭がいた。なんてラッキーなの。アサギマダラは季節移動をする美しくて不思議な蝶だ。手でそっとつかんでみると羽の透明感が伝わってくる。口を丸めたり伸ばしたりして私の手をさわっている。黒い体の中の白い斑点も何てきれいなんでしょう!観察して、手を離すと仮死状態。 I氏によると死んだふりをするらしい。彼の言う通り、手のひらに横たわっていたかと思うと、何事もなかったようにまた蜜を吸いに飛んでいった。「また会おうね~」涼し気な羽にそう呼びかけて、山を降りた。