しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
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映画『不都合な真実』。(2/28*水)

2007-02-28 | 映画大好き!
今、私が入っているメーリングリストのいくつかでは、
映画『不都合な真実』が連日話題となっている。

この映画は、元アメリカ副大統領アル・ゴア氏が学生の頃から
テーマとしている地球温暖化の講演をドキュメンタリーで綴った映画です。
自身の生い立ちをからめて、アメリカや世界各地での講演の様子。
そして、細かいデーターを出しながら世界中の氷河が溶けた場所、
砂漠化した場所を映像でどんどん追っていくのです。
すると、どれだけこの星が追いつめられているかが外側から見えてきます。

ゴア氏はこの映画の公開で来日した時に
「私は地球温暖化の問題に使命を感じています。
この問題には30年間向き合ってきましたが、地球が危機に瀕している今、
その使命感は一層強いものになっています」と語ったほか、
「ホワイトハウスを去った後、地球温暖化防止を訴えるには
政治システムを変えるしかないと実感しました。今回の映画化は、
世論を動かすことで政治システムを変えるためです」と
映画化の理由も述べたそうです。

今年の雪のない冬、目に見えるような暖かさ!
これが周期的に来る“温暖な冬”などではなく
確実に人為的な地球温暖化によるものだと
この映画を見ると、はっきりと感じることが出来ます。

そして、私たちはどんなことでもいい。
自分のできることに向って動いていくことが大切。
危機が迫ってきていても動けない人類を、
“ぬるま湯に漬けられたカエル”で表現していましたが、
あのカエルを危機から救い出した魔法のような手は
待っていても、きっとどこからもやって来ないのです。