しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

野生生物を思う。 (8/16*火)

2005-08-16 | 生き物大好き!
先日、能登島へ行った時に道でイタチの死体が道路にころがっているのをみた。きっと夜に道を渡ろうとして車に跳ね飛ばされたのだろう。何のニュースにもならずに、そっと消えていく野生の命、たくさんの命。いつも思うのは、あまりにも人中心に社会が作られているっていうこと。他の生き物の都合など何一つ考えられてないってこと。人の都合で、こんなに自然を勝手にいじくり回しているのを、時々私は不思議に思う。数年前に高知県のエコツアーに参加したとき、飛び出す動物たちに危険を知らせるために、道路の山側に反射鏡を設置してあった。このおかげでずいぶん野生動物の事故が少なくなったらしい。人に想像力と思いやりがあるのなら、動物代表、鳥代表、魚代表、虫代表、微生物代表たちと本当はいろんなことをじっくりと話し合わねばならない。そして、人の命だけが他の命に比べてかけ離れて大事にされているなら、きっとそんな社会は人の社会としても、とても歪んでいるのではないだろうか?

お盆の日 (8/15*月)

2005-08-15 | 人間大好き!
毎年、お盆の15日は父の本家のある動橋(いぶりばし)までお墓参りに行く。父は昭和59年、ずいぶん前に他界している。例年、セミが鳴き叫びうるさいほどなのに、今年は朝から雨で時々激しく降ってセミの声も小さい。私はこの地に3才までいたらしい。両親は共働きで、産まれたばかりの私は近くの知り合いの家に預けられていた。その家で家族同然に可愛がられて育ててもらった。特に、そこのお母さんは私にとってかけがえのない大切で愛しい人だった。どれだけ沢山の愛情を注いでもらったことだろう。両親と金沢に出てからも私だけは、そこの家に泊まりに行ったり遊びに行ったりしていた。それが今年の1月8日の私の誕生日に突然そのお母さんが亡くなった。大切なものをぽっかりとなくしてしまった気分。この世で出会えて本当に良かった、心からありがとう。いつも思い出すと優しい笑顔で微笑んでくれる。それはきっと私が生きている限り・・。お墓の先祖に手を合わせ、お母さんのお墓も参る。年に一度会う、いとこたちとの短い時間。お盆は血のつながりを、人との縁を感じさせてくれる。最近素直にそういうふうに思えるようになったのは、私が年を重ねて来た証拠なのかもしれない。

朝、普正寺の森へ。 (8/14*日)

2005-08-15 | 野鳥大好き!
20代の中頃に1羽のカワセミと出会ったことがきっかけで、日本野鳥の会に入っている。今日は朝6時からの普正寺の森の探鳥会リーダーの役で集合場所へ。曇り空のおかげでそんなに暑くならずに済みそうだ。着いてみると、麦わら帽子に手には雨がさ、腰の横には香取線香。後ろの腰にはうちわを差し込んだ長靴履きの出で立ちの人を見て、あまりのユニークさに笑ってしまう。ついでにイラストに起してみようかとお願いをして、正面と後ろ姿を撮影させてもらった。そして、さっそく参加者たちと森の中を探鳥。この時期は、鳥も子育てを終え姿も声も少ない。かわりにセミや虫の声がにぎやかだ。今日の森の中では、あちこちでアカテガニやクロベンケイガニを見かける。このカニたちは環境の変化でどんどん減少しているらしいが、そういえば森の中でこんなにたくさんのカニを見たことはない。このままここで繁殖し続けられたらいいけど。鳥も少なかったが20種類を観察できた。ここはすぐ目の前が犀川。散策路からは海にも出れる。渡りの時には珍鳥にも出会えるかもしれない。時間のあるときに一度この森を散歩してみませんか?

能登島の海 (8/13*土)

2005-08-13 | 自然大好き!
昨日今日と、だんなの実家の能登島へだんなと小五の下の子と3人で遊びに行く。先月末も訪れたのだが、その時は義母さんが退院したばかりで体調が良くなかったので今回は様子見がてらという意味もある。少し元気そうになった様子にホッとする。素朴であっさりとした義母さんの人柄が私はとても好きだ。ついでに海で遊ぶ。曇り空の中、日暮れまでつりをしていると空が一瞬、おごそかな色に染まる。時が止まったように・・・なんて静かな色合いの空なんだろう。ここは南の海ほど魅力があるわけではないけれど、内浦特有の静かな海に囲まれていて波は全くない。シュノーケリングして海の中を覗くと、魚の群れや、ウニやヒトデ、いろんな海草が見えてくる。今回は先月来た時につりをしていて仲良くなった池本夫妻と偶然、再会!また一緒につりのひとときを過ごした。週末には、ご夫婦であちこちとつりをして楽しんでいるらしい。とても感じのいいご夫婦だ。今度はいつ会えるか分らないが、またいつか偶然会えるのを楽しみにしていよう。

パセリが好き! (8/12*金)

2005-08-13 | 生き物大好き!
玄関の前にところ狭しと、植木鉢やプランターが置いてある。我が家に入るには緑の植物を通り抜けて家に入る。家の後ろも越して来た時は緑が何にもなかったが、今は柿の木やビワの木、ミツマタ、ジンチョウゲなど樹木に覆われた家になった。何だか緑の洞穴のような家かもしれない。
今朝玄関に出て、パセリの植木鉢を何気なく見るとどうだろう!コロコロしたキアゲハの幼虫が沢山ついていた。しまったと思ったがもう遅い。いつもなら卵の時にパセリが生き残れるぎりぎりの数に調整するのだがもう間に合わない。きっと食い尽くされるだろうが、殺すのも忍びない。何たって、私はパセリが大好き!この子たちもパセリが大好きで趣味が一致するのだ。とても他人とは思えない。と云いつつも、パセリを食べて育ったこの子たちは一体どんな味がするのか、近い未来の食糧飢饉に備えてちょっと興味津々の気持ちもある。

人体の不思議展 (8/11*木)

2005-08-11 | 人間大好き!
14日で終わってしまうので、金沢21世紀美術館でやっている「人体の不思議展」をやっと時間を見つけて行って来た。会場の中は、すごくたくさんの人でにぎわっていた。献体された本物の人の体を薬品処理してあらゆる臓器や筋肉、神経や血管までを解りやすく展示していた。自分の体も同じなんだろうけど、自分で自分の体の中を覗く事はできないし、とても興味深かった。しかし、体毛を見ると人のリアル感がグッと迫って来て見てはいけないものを見ているような感覚に陥る。
こんなふうに人の体を見るのは初めての経験だ。人の体は至ってシンプルだった。そして感じたのは、肉として食べられる牛や豚や鶏と、人も同じ動物なんだという感覚。人の体は思ってたより肉もあった。少し前に、グリズリーに補食された人間のデーターを載せた本を読んだが、何だか納得。きっと食えない肉ではないのだろう。
それなのに、人と他の動物がこれほどかけ離れた生き物の感覚が自分の中にあるのは、ずいぶん自然とかけ離れた生活をしているせいなのか、文明っていうものに化かされているからなのか?
そもそも人間って何者だろう?と混沌とした問いの中にはまってしまう。

仲間とお好み焼きを! (8/10*水)

2005-08-11 | 人間大好き!
夜7時から、NGO地球村の仲間たちと場所をちょっと変えてお好み焼き屋さんで一緒に夕食。とても楽しい時間だった。今日集まった仲間はちょうど10人。月に2回、地球環境を中心にいろんなテーマで話し合う。もちろん市民なら誰でも参加OKの場所だ。私が進行役をしているので、きょうはまずウォーミングアップからの始まり。ある形から連想する絵を描いてもらった。誰かと同じ絵を描いたら罰ゲーム。その罰ゲームに当たったのは、何と出題した私とIさん。みんなが決めた罰ゲームの内容は、最近ブログを始めた私とIさんに合わせてくれて*今日の事をブログに書く!*というちょっとひねったもの(いい仲間でしょ?それでこれを書いてま~す)
今日の本題は「子どもにまつわる気になる事」。最近気になった具体的な話を二人が揚げてくれたので、集まった10人でいろんな視点や解決法を出し合う。(ここは年齢も職業も性別もバラバラ。いろんな人が集まっているので結構いろんな情報・視点が集まる)中には日本の教育を変えたいという熱血教師もいるので、学校の現場の話もリアルに聞ける。私が子どもの頃は、周り近所の大人たちが寛容だった。でも今は、子どもたちのために本気で叱ってくれる大人・見守ってくれる大人が一体何人いるのだろうか?あなたは、子ども(自分の子でなくても)に本気で向き合い叱っていますか?
最後に最近の楽しかった話をみんなで出し合って、温かい気持ちを共有!終わり近くに来たのに充分しゃべりまくった人は誰でしたっけ~?ビール2杯飲んで食べて「財布忘れた~」って、帰り間際にみんなに大笑いされて去って行った人は誰でしたっけ~?

あずきパン (8/10*水)

2005-08-10 | 生き物大好き!
先日、棚を整理していて、小豆の入ったビニール袋の中で小さな虫が動いているのを発見。捨てると言う発想がなかったので、さっそく袋の中の小豆を洗った。きっと小豆を収穫した時には、もうすでに中に卵が入っていたのだろう。小さな小さな茶色のコガネムシだ。図鑑で調べるとヒメキバネサルハムシという名前らしい。水の中でたくさん浮いてくるのをていねいに取り除き、さっそく鍋にかけて小豆あんを作った。白玉粉があったので豆腐とこねて豆腐白玉を作る。それで小豆あんの豆腐白玉団子の出来上がり!それでもあんこが余ったので、今日はパンにこの小豆を練り込んでみた。おいしい!!と子どもがいう。虫のことは内緒内緒!(笑)小豆をちゃんと食べてあげることが出来て良かった・・・“虫が食うほど美味しい野菜”私はこの言葉が好きである。

夏の医王山 (8/9*火)

2005-08-09 | 自然大好き!
今朝、バリと日本を行き来している友人の I氏から電話があり、久々に一緒に山へ行く。彼は蝶が好き、私は野鳥が好きということで気が合い時々一緒に山へ遊びに行く。さすがに医王山の頂上あたりは風が心地いい。街中ではすっかり消えた鳥の声もここでは聞こえる。う~ん、幸せ!!幸せはきっと何気ないものの中に隠れている。山道を歩くと、ヒグラシが下草の中でゴソゴソしていたので捕まえてみる。透明な羽と体つきが清楚なセミだ。手を離すとしばらく手のひらにいたが、木の幹目指してバタバタ飛んでいった。今日はオニヤンマがあっちにもこっちにも飛んでいる。大きなグリーンの目とシマシマの体がきれい! I氏が「さっきアサギマダラがいたぞ」という。わぁ~見たいと思っていたら白い花の蜜を吸いに来たアサギマダラ2頭がいた。なんてラッキーなの。アサギマダラは季節移動をする美しくて不思議な蝶だ。手でそっとつかんでみると羽の透明感が伝わってくる。口を丸めたり伸ばしたりして私の手をさわっている。黒い体の中の白い斑点も何てきれいなんでしょう!観察して、手を離すと仮死状態。 I氏によると死んだふりをするらしい。彼の言う通り、手のひらに横たわっていたかと思うと、何事もなかったようにまた蜜を吸いに飛んでいった。「また会おうね~」涼し気な羽にそう呼びかけて、山を降りた。

子ども絵画教室 (8/8*月)

2005-08-08 | アート大好き!
今日は朝から、午前中は自分が教えている子ども絵画教室。子どもと言っても中には近所の友人(大人)も混じっている。高校受験のデッサンをしている中学生もいる。わいわいとにぎやかな時間。暑いのに絵を描くには集中力もいるし、中にはおしゃべりに夢中の子どももいる。おしゃべりの相手をしたり、注意をしたり途中経過を見たりとなかなか忙しい時間だ。今日は鼻血をたらした子どもがいた。この子はしょっちゅう鼻血がでるらしい。人間の体は食べ物で動いているので、食べるものを大切にしたいと思っている私。鼻血が出る子はお菓子が日頃から好きらしい。私が親だったら食べ物大改革するけどなぁ!今日来た友人は家の玄関に咲いているランタナの花を描いていた。この花、好きなんだよねぇ~。こんな暑い夏は、南国の花がほんとよく似合う。