Funny How MUSIC Is...

洋楽と一緒のこの暮らし。Cardigansのことなら何でも聞いて!Queenも好き。Feelingも温かく見守ります!

美術デー1

2009-06-01 16:21:34 | 探検記
前置きのあったとおり、阿修羅展に行って来ました。

何かと取り上げられているのでさぞかし激しい行列なのだろうと覚悟していましたが、早めに昼食を食べてお昼に並び始める作戦の元、50分の行列で入れました。

美術館の中は奈良のお寺な感じの雰囲気で、さながら平城京を行くよう。
まず美術館所蔵の小物が並べられています。
なにぶん人が多いので、常に背伸びしないと見えない状態。
そして予備知識も少ないまま行ってしまっているので、そこそこに通過してしまいました。

進むとどんどん展示物が大きくなっていました。
厨子だとか、仏像が登場し始めると、ムードも仏教の静けさが増していきます。
その厨子にはうっすら天女のような何か人の絵が描いてあるのが薄っすら見えました。
古墳の壁画にも似た、きっと奈良時代当時の絵なのだろうな~と「天平文化」に浸ってみます。

阿修羅というのは、帝釈天と闘っている戦闘神で(その戦いの場が「修羅場」)、「天竜八部衆」の一尊。
三つの顔と六本の腕を持っています。
「修羅道」というのは戦い続けて苦しみが絶えない所で、よく能で平家の人の幻が修羅道に落ちて、苦しみを語ったりするんですよね~。

ところで。阿修羅に行くまでに他の「天竜八部衆」の像や他の像も並びます。
こういう時にやはり知識が楽しさを増してくれるのでしょう。
初心者ではありますが、それでも各々の表情や仏教ワールドが楽しかったです。

そう、阿修羅は一体らせん状のスロープの中心に立っていました。
人々はグルグルと遠くから近くにズームできるのです。
中心には張り付くように見入る人が動かないでいるので(本当はダメよ)、一歩遠くからじーっと見とれます。

阿修羅像は、とっても可愛いです!
サイズがサイズなのですが、腕が細くて華奢で、若々しくキリリとしたお顔に、ほっそりしたウエスト。
思わず持ち上げたくなりました(笑)。
触ってみたかったな。重いのかな?軽いのかな?

その後に登場したのは四天王像
これは圧巻です!
華奢な阿修羅増とは対照的に、大きくて力強い、男らしい像でした。
迫力があって面白かったです。
大きな仏像などを見るともう本物(?)を見ているような気もしてきました。

やっぱり私は日本人だわ。
その内奈良に行ってみようかな、そう思いました。

阿修羅ブーム、仏像ブームと言われますが、なにかと日本人にはなじみのある仏教ですから、流行とは関係なく見に行ってみても楽しいんじゃないかしらと思います。
6/7までです。

とりあえず絵葉書を買ってみました。
四天王や他の仏像もちょっと欲しかったけど、証明写真みたいなのとか、葉書を4分割してカオだけとかだったりしたのでちょっとがっかり。

この子供向けのが、まずいい資料ですね。一番下の「プロフィール」がとても気になります(今知った)。

興福寺のサイトで写真が色々あります。

コメント
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