かつて東磐井地方は、全国有数の葉たばこ生産地として有名でした。
千厩町に「仙台地方専売局千厩出張所」があり、その敷地に隣接して、葉たばこ
耕作の守り神「たばこ神社」が建てられたほどです。
しかし、たばこの健康被害が報じられるようになり、喫煙者が減少したことで、
葉たばこの植え付けが激減し、今では地域を歩き回っても、たばこ畑をあまり
見かけなくなりました。
藤沢町黄海地区の、なだらかに起伏する丘陵 . . . 本文を読む
登米市東和町米川地区の、キリシタン史跡近くにモクゲンジの古木を見つけた
のが一昨年の秋で、この時は小さな数珠玉のような実が、たくさん落ちていました。
是非花が見たいものと、昨年は7月下旬に訪れましたが、既に実が生っていました。
と言う事で、足掛け三年の花見となりますが、今年こそは花期を逃すまいと気が
急いてしまい、満開には少し早かったようです。
深い緑が背景ですから、鮮やかな山吹色の花が浮き立って . . . 本文を読む
一関市花泉町の永井地区で、用水堀に沿った農道を歩いていると、路肩に
イタドリの花が咲き始めていました。イタドリは雌雄異株ですから、当然のことながら
雄花・雌花の別があります。雄花は花穂が元気良く葉・茎の上に突っ立ち、雄しべも
花弁より長く出て咲くと言われています。
雌花は方向性を欠いた柔らかい感じで、雌しべは花弁と同じくらいの長さで、控えめ
に咲くようです。写真の花は咲き始めたばかりで、花びらも開 . . . 本文を読む
一関市藤沢町黄海地区と、同花泉町永井地区の丘陵地を歩くと、山腹や沢沿いに
ケンポナシの木が点在しています。
他の地域ではケンポナシの木を見たことが無いのに、この辺りでだけ見かけるのは、
他地域より分布密度が高いからでしょう。
幾つかのネット記事によれば、低山や丘陵の急斜面や沢沿いを好んで自生するとあり、
両地域にはそのような地形が随処にみられることから、多く自生しているのでしょう。
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花泉町永井地区の、なだらかな丘陵上の林道を上って行くと、木蔭になった林道法面に、白っぽい花穂状の花がいくつか咲いています。キンコウカ科(旧ユリ科)の、ノギランの花です。根生葉の形が、ショウジョウバカマの葉にそっくりですね。 二枚とも2016.7.8撮影「ノギ」を漢字表記すると「芒」で、稲や麦などのイネ科植物の穂に付いている、各穀粒の先から出て . . . 本文を読む