里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

タバコの花 可憐なラッパ咲き

2017-03-06 | 日記
かつて東磐井地方は、全国有数の葉たばこ生産地として有名でした。 千厩町に「仙台地方専売局千厩出張所」があり、その敷地に隣接して、葉たばこ 耕作の守り神「たばこ神社」が建てられたほどです。 しかし、たばこの健康被害が報じられるようになり、喫煙者が減少したことで、 葉たばこの植え付けが激減し、今では地域を歩き回っても、たばこ畑をあまり 見かけなくなりました。 藤沢町黄海地区の、なだらかに起伏する丘陵 . . . 本文を読む

モクゲンジ 山吹色の花房

2017-03-06 | 日記
登米市東和町米川地区の、キリシタン史跡近くにモクゲンジの古木を見つけた のが一昨年の秋で、この時は小さな数珠玉のような実が、たくさん落ちていました。 是非花が見たいものと、昨年は7月下旬に訪れましたが、既に実が生っていました。 と言う事で、足掛け三年の花見となりますが、今年こそは花期を逃すまいと気が 急いてしまい、満開には少し早かったようです。 深い緑が背景ですから、鮮やかな山吹色の花が浮き立って . . . 本文を読む

イタドリ 雌雄異株

2017-03-06 | 日記
一関市花泉町の永井地区で、用水堀に沿った農道を歩いていると、路肩に イタドリの花が咲き始めていました。イタドリは雌雄異株ですから、当然のことながら 雄花・雌花の別があります。雄花は花穂が元気良く葉・茎の上に突っ立ち、雄しべも 花弁より長く出て咲くと言われています。 雌花は方向性を欠いた柔らかい感じで、雌しべは花弁と同じくらいの長さで、控えめ に咲くようです。写真の花は咲き始めたばかりで、花びらも開 . . . 本文を読む

ケンポナシの花 貴重な蜜源

2017-03-06 | 日記
一関市藤沢町黄海地区と、同花泉町永井地区の丘陵地を歩くと、山腹や沢沿いに ケンポナシの木が点在しています。 他の地域ではケンポナシの木を見たことが無いのに、この辺りでだけ見かけるのは、 他地域より分布密度が高いからでしょう。 幾つかのネット記事によれば、低山や丘陵の急斜面や沢沿いを好んで自生するとあり、 両地域にはそのような地形が随処にみられることから、多く自生しているのでしょう。     . . . 本文を読む

ノギラン 林道法面

2017-03-06 | 日記
花泉町永井地区の、なだらかな丘陵上の林道を上って行くと、木蔭になった林道法面に、白っぽい花穂状の花がいくつか咲いています。キンコウカ科(旧ユリ科)の、ノギランの花です。根生葉の形が、ショウジョウバカマの葉にそっくりですね。                             二枚とも2016.7.8撮影「ノギ」を漢字表記すると「芒」で、稲や麦などのイネ科植物の穂に付いている、各穀粒の先から出て . . . 本文を読む