気仙沼市南部の小泉地区から田束道路を上がって行くと、道路の谷側法面に
ウワミズザクラの白い花がたくさん咲いていました。背景が暗い杉林でしたから、
白い花が際だって見え、花のつくりもよく見えます。このようなつくりの花序を
総状花序と言います。まるで試験管ブラシのようですね。
ウワミズザクラの花芽からは最初数枚の葉が出て、やがて先にブラシのような
花序を付けた軸が伸びだします。
このように葉と花の両 . . . 本文を読む
気仙沼市南部の、田束山の北に広がっている標高100m前後の丘陵地で、沢を
上り詰めた窪地に、ヘビイチゴの花が咲いていました。
一帯は雑木林で、窪地には厚く腐葉土が堆積していて、靴にも軟らかな感触が
伝わってきます。そんな肥沃な土に生えたヘビイチゴですから、葉も花も大きく、
別の種類と勘違いしたほどです。
二枚とも2016.5.9撮影 . . . 本文を読む
松島町手樽地区の、丘陵地の裾にある田んぼの畦道で見かけた、イヌガラシの
ロゼット葉です。一帯は丘陵地の挟間にある水はけの悪い湿田ですから、畦道もいくらか
湿り気味です。そんな畦道の際に、イヌガラシが一株だけ生えていました。
二枚とも2017.3.10撮影
主に秋に種子から発芽して根出葉(ロゼット葉)で冬を越し、春に黄色い花を付けま . . . 本文を読む
大崎市鹿島台の、国道を走行中に見かけたフジの花です。
あまりにも豪華に咲いているものですから、脇道に車を入れて撮影しました。
フジは南向きの杉並木に絡んでいて、そこに西日が当って適度な陰影ができ、
見頃を演出してくれたのでしょう。
二枚とも2016.5.14撮影
山地の杉林は地元の森林組合が管理していることが多く、フジなどのつる物 . . . 本文を読む
大和町宮床地区の南西部を基点に、仙台市泉区北西部の山中を巡って、山野草を観察しました。一帯は山地の中腹で標高300mほど、小さな沢に沿った斜面に森が広がっています。そこに、意外にも道形が残されていて、かつては宮床西部から根白石方面へ抜ける峠道だったのかも知れません。これを辿ると、路肩に二つ三つと黄色い花が浮かぶかのように咲いていました。ヤマブキソウの花ですね。もっと咲いていないか谷側を覗き込むと、 . . . 本文を読む