一関市藤沢町大籠地区の千松集落上流部で、沢沿いの荒れた林道を歩いていると、伐採跡地の藪の中に赤系の何かが見えます。藪を掻き分けて近寄ると、枝垂れるように咲いているジャコウソウでした。林の中や林道沿いに自生するジャコウソウは、茎を立てて咲いているのですが、藪の中で陽射しを求めて茎を伸ばしているうちに、枝垂れた方が光を受けやすくなり、このような変則的な草姿になったのでしょう。 . . . 本文を読む
大籠地区と隣り合った、気仙沼市本吉町馬籠地区の北西部には何枚もの放棄田が
あり、開いた沢沿いにあるので、水が浸み出して浅い湿地になっています。
放棄後年数が経っていないためか、まだ葦や柳が茂っておらず、かつての水田の
雑草類が蔓延っていて、懐かしさを覚えます。
そんな雑草の一つがミゾソバで、放棄田一面に細かい花が咲き乱れています。
一つひとつの花は直径8mmほどの小さな花ですが、田んぼ全面に咲くと . . . 本文を読む
このタウコギが生えていたのも、気仙沼市本吉町の馬籠地区の放棄田です。ミゾソバが咲いていた放棄田のすぐ近くですが、こちらは水が溜まっていなくて、色々な雑草が生い茂っていました。タウコギはかつてどこの田んぼにも普通に生えていた雑草ですが、乾田化された現在の水田では、殆ど見られなくなりましたね。 二枚とも2015.9.20撮影タウコギと言ってもご存 . . . 本文を読む
大籠地区千松集落奥地の、林道沿いの雑木林に生えていたベニヤマタケです。
曇り空の下ですから林の中は薄暗く、そこに鮮やかな朱色のキノコですから目立ちます。
とても小さなキノコで、傘の直径は3cmもあれば大きい方ですね。
食茸としてなら無視する大きさですが、綺麗なので撮ってみました。
二枚とも2015.9.20撮影
キノコ図鑑によれば . . . 本文を読む
南三陸町の水戸辺川に沿った林道を歩いていると、道路際の藪にたくさんの
白っぽい実のようなものが生っています。
近寄ってみるとカラハナソウですね、ホップに似ているので一度見たら忘れません。
それにしても実生りが好いですね。
この藪のあたりも津波の浸水域でしたから、それがミネラルの供給となって、植物が
活き活きとしてくるのかも知れません。
塩害を受けるのは人が植えた作物や樹木だけで、それ以外はかえって . . . 本文を読む