田束山北尾根の防火帯は過去に何度か歩きましたが、いずれも5月中旬でした。その際に、アヤメなのかノハナショウブなのか、剣形の葉が草地のあちこちにあったのを思い出し、ノハナショウブの開花時期を見計らって歩いてきました。小泉地区の林道を最奥まで歩き、そこから雑木林の支尾根を登って、標高450mほどの防火帯に出ましたが、剣形の葉のみで花が咲いていません。標高300m辺りまで下ってくると、ようやく濃紫色の花 . . . 本文を読む
今年は木いちご類も一週間ほど時期が早まっていて、ニガイチゴの実も既に終盤。
写真のニガイチゴは栗原市南東部の、農地法面の木に生っていたニガイチゴの実です。
上は水田のようで、水も適度な肥料分も供給されるためか、実が大きく粒も揃っている
ので、試食してみましょう。
二枚とも2015.7.5撮影
完熟しているようですから、枝に触れると . . . 本文を読む
栗原市築館町から同瀬峰町にかけて、標高60~70mの丘陵が広範に広がっていて、その間を縫うかのように、多くの小沢が流れています。小沢の上流には農業用溜池があって、沢沿いに連なる田んぼに水を供給しています。そんな溜池の土手上に、黄色い花が幾つか咲いています。草を掻き分けて傍に行くと、咲いたばかりのカセンソウです。タンポポと同じキク科の植物ですから、花のつくりが似ていますね。 . . . 本文を読む
和紙原料の一つであるコウゾですが、時代によって呼び名の変遷があったようです。
かつてコウゾは衣服の原料としても用いられていました。
万葉集に収められている有名な歌に、持統天皇の一首があります。
「春過ぎて 夏来るらし 白たへの 衣干したり 天の香具山」の「たへ」は、コウゾから
採った繊維で織った布、と言われています。
ヒメコウゾは元々日本に自生していたもので、これをコウゾと呼んでいたが、
中国 . . . 本文を読む
盆栽に懸崖という樹形があります。根の位置よりも幹が下がっていて、断崖にしがみつく古木を表現しているとも言い、自然の厳しさを現す樹形として愛好されています。まさにそんな樹形で花を付けている、ツルアジサイを見つけました。 二枚とも2015.7.5撮影栗原市築館町南東部で、溜池から集落の方へ下っていくと、田畑越しの崖に白い花が群れ咲いています。初め . . . 本文を読む