里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

コオニユリ 山野に自生

2017-03-01 | 日記
一関市花泉町永井地区の丘陵上の林道空地に車を置き、細道を下っていくと、 林の中ほどに横長の棚田が何枚かあって、その水路近くにコオニユリが10株ほど 咲いていました。ヨモギやセイタカアワダチソウの草叢の中ですから、華奢な茎 ながら傾いたり倒れたりせずに、幾つも花を咲かせていました。 この辺りには水を透しにくい粘土層が広がっていますから、小さな水路でも水持ち が良く、湿り気を好むコオニユリが自生してい . . . 本文を読む

ナツズイセン 水路脇の草地

2017-03-01 | 日記
登米市豊里町の県道を走行していると、道路と水路に挟まれた草地に白いラッパ咲きの花が見えたので、車を止めて撮影してきました。ラッパ咲きの花はナツズイセンですね。まだ咲き始めたばかりで、一株以外はまだツボミの状態です。数年前に一関市花泉町で観察したナツズイセンは牧草地と田んぼの間の窪地に咲いていましたし、ここは水路脇なので、幾分湿り気のある場所を好むのかも知れません。                  . . . 本文を読む

ヒメガマ 小湿地に群生

2017-03-01 | 日記
花泉町永井地区で、丘陵上の林道から細道を下っていくと、中腹の緩斜面に 水田が何枚かあって、その脇の水路にガマが群生していました。 水の浸み出しがあるのか、水路にしては幅が広く、小湿地のようになっています。 良く見ると普通のガマよりも小振りで、葉幅が狭く、茎頂の花穂も細めです。 それに花穂のつくりがちょっと変わっていて、上の雄花穂と下の雌花穂の間に、 4cmほどの緑色の軸が現れています。これはヒメガ . . . 本文を読む

エゾミソハギ 溜池の土手

2017-03-01 | 日記
花泉町永井地区の、丘陵上の林道から細道を下りきると、沢沿いに連なる水田に出ました。脇に沢奥への細い農道があり、これを行くと大きな溜池がありました。その土手の水際に、点々とミソハギが咲いていますが、よく見るミソハギの花と微妙に違うようです。草丈が高く、花が大きく花穂にビッシリと付いています。たしか・・ミソハギの仲間にエゾミソハギという種があったような ?他に仲間があると聞いたことが無いので、たぶんそ . . . 本文を読む

エゴノキの果実

2017-03-01 | 日記
一関市花泉町永井地区の、林道沿いで撮影したエゴノキの果実です。淡い緑白色で、きれいな卵形の果実ですから、採取して掌で遊んでみたくなります。果皮が有毒なので手にしたことはありませんが、口に入れなければ大丈夫でしょう。この実を好んで食べるのが野鳥のヤマガラで、有毒な果皮を上手に割って、中の種子だけを食べるのだそうです。種子の大部分は胚乳で、脂肪分に富んでいますから、秋から冬にかけての貴重な餌になること . . . 本文を読む