里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

サワオトギリ 沼倉の林道

2017-03-04 | 日記
栗駒沼倉地区の三迫川沿いから、南西の山地に上がっていく林道があって、これを辿るとなだらかな杉林の中を行くようになります。杉は適宜間伐されているようで、林内も比較的明るく、林道沿いや林床には各種野草が茂っています。一帯には広く赤土の層が広がっていて、水はけが良くないのか、林道際や林床の随処にジュクジュクと水が染み出しています。そんな林道際に咲いていたのが、サワオトギリの黄色い花です。         . . . 本文を読む

ヌマトラノオ 直立する花穂

2017-03-04 | 日記
栗原市金成賢児地区、沢の上流にあるため池の土手上を歩いていると、オカトラノオ を小振りにしたような白い花穂が何本も咲いています。 花穂がしな垂れずに直立したままですから、ヌマトラノオですね。 平野部で見たことはありませんが、山間の耕作放棄田や水路周辺、湿地などで はよく見かける野草です。湿り気とともに、明るい開放的な環境を好むようです。                            . . . 本文を読む

リョウブ 貴重な蜂蜜

2017-03-04 | 日記
金成賢児地区の林道沿いや溜池上には、陽射しを求めて枝を差し掛けている リョウブが点在していて、いまは白い花穂が目立ちます。 小高木ですから、森の中では大木のコナラやケヤキのようには日差しが得られず、 止む無く林縁や溜池上に枝を伸ばしているのでしょう。 2~3mの高さで咲いている花もありますから、写真に撮りやすい木と言えるでしょう。                               . . . 本文を読む

ヤマアワ 風情のある花穂

2017-03-04 | 日記
栗原市金成藤渡戸地区の耕作放棄地の葦原に、イネ科植物の緑白色の花穂が 群れ咲いていて、緑の中のアクセントになっています。 花穂(穂状花序)の大きさや形に風情がありますね。 ススキやヨシの花穂は大きくバラケてまとまりを欠きますし、トダシバやノガリヤスは 小花の付きがもっと疎らですから、印象が薄くなります。 名の由来は、花穂が粟に似ていることと、山間の湿地などに生えることからの合成の ようです。人は . . . 本文を読む

ホオズキ 葉陰の花

2017-03-04 | 日記
栗原市金成賢児地区の、車道沿いの農家の側庭に植えられていたホオズキです。 十数本群生しているのですが、花は葉陰からチョコッと覗く程度に咲いていて、 至って地味な花です。どことなくピーマンの花に似ています。 そう言えば同じナス科の植物ですから、似ていて当然かも知れませんね。                              二枚とも2016.7.20撮影 ホオズキは東南アジアが原産 . . . 本文を読む