栗駒沼倉地区の三迫川沿いから、南西の山地に上がっていく林道があって、これを辿るとなだらかな杉林の中を行くようになります。杉は適宜間伐されているようで、林内も比較的明るく、林道沿いや林床には各種野草が茂っています。一帯には広く赤土の層が広がっていて、水はけが良くないのか、林道際や林床の随処にジュクジュクと水が染み出しています。そんな林道際に咲いていたのが、サワオトギリの黄色い花です。 . . . 本文を読む
栗原市金成賢児地区、沢の上流にあるため池の土手上を歩いていると、オカトラノオ
を小振りにしたような白い花穂が何本も咲いています。
花穂がしな垂れずに直立したままですから、ヌマトラノオですね。
平野部で見たことはありませんが、山間の耕作放棄田や水路周辺、湿地などで
はよく見かける野草です。湿り気とともに、明るい開放的な環境を好むようです。
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金成賢児地区の林道沿いや溜池上には、陽射しを求めて枝を差し掛けている
リョウブが点在していて、いまは白い花穂が目立ちます。
小高木ですから、森の中では大木のコナラやケヤキのようには日差しが得られず、
止む無く林縁や溜池上に枝を伸ばしているのでしょう。
2~3mの高さで咲いている花もありますから、写真に撮りやすい木と言えるでしょう。
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栗原市金成藤渡戸地区の耕作放棄地の葦原に、イネ科植物の緑白色の花穂が
群れ咲いていて、緑の中のアクセントになっています。
花穂(穂状花序)の大きさや形に風情がありますね。
ススキやヨシの花穂は大きくバラケてまとまりを欠きますし、トダシバやノガリヤスは
小花の付きがもっと疎らですから、印象が薄くなります。
名の由来は、花穂が粟に似ていることと、山間の湿地などに生えることからの合成の
ようです。人は . . . 本文を読む
栗原市金成賢児地区の、車道沿いの農家の側庭に植えられていたホオズキです。
十数本群生しているのですが、花は葉陰からチョコッと覗く程度に咲いていて、
至って地味な花です。どことなくピーマンの花に似ています。
そう言えば同じナス科の植物ですから、似ていて当然かも知れませんね。
二枚とも2016.7.20撮影
ホオズキは東南アジアが原産 . . . 本文を読む