石巻市雄勝町の半島部において、東向きの山や海岸は何度も踏査しましたが、
西側は全く歩いていませんでした。草花や果実のない季節になりましたから、羊歯狙い
で日陰の多い西側エリアを歩こうと、荒れた林道を下って海岸まで出てみました。
林道は入口に車止の鉄柵があり、路面は随分と荒れていました。
枯草や野茨が藪をなしていたり、近年繰り返された豪雨で深く抉られていたりで、
大掛かりな改修をしなければ車は通れ . . . 本文を読む
雄勝町半島部の、西側の荒れた林道を海岸へと下っていくと、途中の林道法面
で、葉に光沢のある羊歯が枝垂れているのを見つけました。
ヤマイタチシダよりも光沢が強く、幾分大柄のようですから別の種でしょうね。
各部位の写真を多めに撮り、帰ってから種を同定しなければなりません。
二枚とも2015.12.20撮影
写真を整理していると、最下羽片 . . . 本文を読む
雄勝町半島部の、西側の荒れた林道を下りきると、谷底のような小平坦地に出ました。
一帯は杉の大木が林立していますが、殆ど手入れがされていないようです。
杉林の中央付近を小沢が北に流れていて、荒れた林内を行くよりも沢の中の方が
楽に歩けそうです。しかし、ここにも杉の枯木が左右から何本も倒れこんでいます。
津波の勢いで倒されたのか、或いは塩害で枯れて倒れたのか・・・
倒木を乗越えたり、かい潜ったりの連続 . . . 本文を読む
ミヤマベニシダは山地の林縁や道路法面など、あちこちに群生している羊歯ですが、
いままでオクマワラビと思い込んでいました。
それは草姿や裂片の形がクマワラビに似ていて、葉脈が凹んでいないことから、
同属のオクマワラビと思い込んだわけですが、葉柄や中軸に鱗片がないことから、
疑問を持ちつつも調べないで放置していたからです。
二枚とも201 . . . 本文を読む
石巻市雄勝町の船越集落の北東に、杉ノ浜という無人の浜があります。
地形図を読むと砂浜のようですが、大震災での地盤沈下が大きかった地域ですから、
今も残されているか疑問に思い、植物観察のついでに浜まで下ってみました。
峠崎道路から林道が下っていますが、道形こそ残っているものの路面が深く抉られて、
車が通れるような状況ではありません。林道を下るに従って荒廃が酷くなり、浜が近く
なると道形さえ辿ること . . . 本文を読む