栗原市栗駒沼倉地区の林道から分かれた、荒れた作業道を下っていくと、北向きの杉林に20株ほどのモミジガサが、白い頭花を咲かせていました。頭花は5個の筒状花からなっていて、いま以上には開きません。筒状花は両性花ですが、雄性先熟ですから今は雄花の時期で、雌性期に入ると筒状花の先は縮れて褐色になります。その頃に雌しべの先の柱頭が現れ、2裂して外側にカールします。花として見るなら、白い毛束のような今が最も目 . . . 本文を読む
栗原市栗駒沼倉地区の林道を上がって行くと、山側法面に小さなボンポン状に集まった白い花が咲いています。葉の形からガガイモの仲間と思われ、たぶんイケマの花でしょうね。周辺のクズの藪を押し分けるように茂っているのが印象的で、生命力の強いつる草であると想像できます。イケマはアイヌ語からきたもので、「巨大なる根」という意味のようです。根茎は太いゴボウ状で、これを横に這わせています。 . . . 本文を読む
栗駒沼倉地区の林道を2kmほど入ると、山側の斜面がスプーンですくったような
なだらかな窪地になっていて、そこを作業道が上がっています。
一帯は杉林ですが、適宜間伐されているため予想外に明るく、林床にはスゲの
仲間やシダが生い茂り、所々にクマザサが群落をつくっています。
作業道を少し上がると、クマザサの間から淡褐色の何かが見えます。
クマザサをかき分けて確認すると、ツチアケビが一株だけ咲いていました . . . 本文を読む
梅雨明けの頃に山道や林道を歩くと、イヌトウバナの小さな花をよく見かけます。杉林や沢沿いの道には、特に多いように思われます。いつもは通り過ぎるのですが、ここでは林道の路肩に群生していて、それも咲いたばかりの新鮮な花でしたので撮ってみました。撮影地点は栗駒沼倉地区の林道です。 二枚とも2016.7.25撮影名前の由来は、「 トウバナ」は花穂の形が . . . 本文を読む
石巻市雄勝町で、国道398号線から別れて半島部へ向う県道を走行していると、民家跡の山側に、鮮やかな朱色の花が、群生しているのが見えます。遠目にも小さめの花と判りますから、季節からいってもヒメヒオウギスイセンでしょうね。前方の脇道に車を入れてから、歩いて引き返し、撮影しました。 二枚とも2016.7.31撮影花色が朱塗りの鳥居のようで、草姿や花 . . . 本文を読む