登山道のない山に上り始めた頃・・今から七八年前のこと。
大和町吉田地区の赤崩山に登るべく、根古川の源流域から作業道を上り詰めて
休憩していたら、少し上の空沢にワサビらしき白い花が咲き始めていました。
周りを見渡すとワサビの大群生地で、たくさんの花茎が伸びています。
食べられると聞いたのでせっせと摘み採り、レジ袋がいっぱいになるほど。
帰ってからおひたしで食べましたが、辛味は全くなく、ちよっと青臭い . . . 本文を読む
大和町吉田地区、根古川の南側にある枝沢に入ると、降雨の翌日ながら濁りのない
きれいな水が流れています。雪解けで増水した際に、泥や落葉を流したからなのでしょう。
数十メートル遡ると、流れの畔にネコノメソウが群生しています。
宮城県内には四五種類のネコノメソウの仲間が自生していますが、まだ識別ポイントを
十分に把握していないので、写真を持ち帰って種の同定をすることになります。
ちょっと見て気付いた点は . . . 本文を読む
タチツボスミレの変種にアカフタチツボスミレというのがある。
葉の葉脈沿いに赤い斑が入るもので、石灰岩地を好み、自生地では小群落を
形成する傾向があるという。
県北で石灰岩と言ったら登米市の錦織~嵯峨立地区、山地に帯状に分布
しているので、早速探してみることにした。
石灰岩地帯の沢沿いを、林道が東へ上がって行く。
路傍にタチツボスミレの花を見つけては、丹念に一株ずつ赤斑の有無を
チェックして歩くの . . . 本文を読む
栗原市沼倉地区の、渓谷沿いの斜面に咲いていたキクザキイチゲですが、残念な
ことに点々としか咲いていませんでした。
ここは標高が200mほどしかありませんし、冬季は栗駒山の風下になりますから雪が
少なく、株それぞれの都合で自由気ままに咲き始めるのでしょう。
多雪地域ですと、雪解けの傍から一斉に咲き始めますから、お花畑になるのですが。
無いものねだりをしても仕方ありません。
ここは咲いている花を撮って . . . 本文を読む
同好の先輩から「気仙沼市本吉町のサクラソウの自生地、今が花の盛期です」と
Eメールが入った。そこは比較的花の時期が遅い場所で、例年なら5月20日でも
花を楽しめる場所なんですよ。
そこが今見頃なら、大崎市南東部にある自生地では既に終盤かも・・・
Eメールのあった翌日、慌てて自生地を訪れました。
二枚とも2015.5.4撮影
ここは . . . 本文を読む