登米市南部の県道を走行していると、道路下に白い大きな花が見えます。
つるではないし、花が大きいので直ぐにチョウセンアサガオと判りました。
車を止めて、道路下の法面を数歩下ると、大株にたくさんの花が咲いています。
すぐ下の畑で、80才くらいのお爺さんが何かを収穫しています。
「随分大きな株ですね、チョウセンアサガオですよね」と話しかけると、
『太枝を伐ったんだよ。そしたら細かい枝がたくさん出てきて、 . . . 本文を読む
キバナアキギリの学名は「Salvia nipponica」サルビア ニッポニカで、「日本のサルビア」という意味でしょう。サルビアといえば園芸植物のサルビア(ベニバナサルビア)やブルーサルビアががあり、お馴染みの草花ですね。それらと同属というわけです。同属の在来種にはアキギリ、アキノタムラソウ、ミゾコウジュなどがあります。今回観察したのは、登米市東部の林道沿いに咲くキバナアキギリ。特に湿り気を好むわ . . . 本文を読む
草と見まがうような小低木に、赤い実が生っています。
場所は登米市東部の、山中の荒れた作業道法面。
子供の頃にも見たことがあり、岩山や痩せた尾根筋などに自生しており、梅雨時
に目立たない小さな花が咲きます。たしか・・・ウスノキだったかな ?
赤い実を食べたことがあるので、頭の片隅で覚えていたのでしょう。
何十年ぶりかでその赤い実を見たので、懐かしさで撮ってみました。
木の素性までは調べたことがなか . . . 本文を読む
登米市東部の林道を上がり、沢の上流域で荒れた作業道を歩いていると、薄暗い
杉林に白い棒状の花が何本か見えます。
サラシナショウマの花ですね。あちこちの山で見るのですが、大抵は花が傷んで
いて、写真を撮ろうという気にならないほど。
今回は咲いたばかりの新鮮な花で、ツボミの状態のものもたくさんありました。
二枚とも2015.9.13撮影 . . . 本文を読む
登米市東部の林道を下って、畑や牧草地が広がる辺りまで下りてくると、草薮に白い
花のようなものがたくさん連なっています。蔓草に咲く小花のようですが、よく見ると
殆どがツボミの状態、それと蔓に葉っぱが付いていません。
ネナシカズラですね。花の時期に出合ったのは初めてです。
葉がなく淡黄褐色の蔓だけなのは、ネナシカズラが寄生植物で、全く光合成を行わ
ないからです。寄生される宿主はマメ科植物が多いもの . . . 本文を読む