3日前の日曜日の夜間に、88歳女性が右不全片麻痺と構語障害で救急外来を受診した。当直は外科医(大学病院からのバイト)で、診察した時には症状は軽快していた。頭部CTは異常なしとされたが、一過性脳虚血発作か脳梗塞かということになるので、CTでは何ともいえない。
症状が軽快したことから、反れ以上の検査を希望されなかったので、症状が出現したら再受診となった。他院から抗血小板薬(プラビックス)がすでに処方されていた(陳旧性ラクナ梗塞)。
それから症状が出現しては軽快するという経過だっただそうだ、2日後の火曜日の朝には症状が固定して、救急搬入された。頭部CTでもすでに脳幹梗塞(左橋梗塞)を認めていて、頭部MRIの拡散強調画像で確定された。
内科の若い先生が担当で入院になった。最初の受診が脳血管障害の専門病院だったら、どういう対応になったのだろうか。
GSKのMRさんが新しい吸入薬(テリルジー100エリプタ)の宣伝をしていた。なんとICSとLABAとLAMA3剤の合剤になる。エリプタのラインナップが全部そろったことになる。ただICS(フルチカゾンフラン7カルボン酸)が100μgで対象はCOPDのみになる。ICS/LABAのレルベアの宣伝に来ていた時に、3剤の合剤はありますか、と訊いたことがある。欧米だといかにも作りそうだから。