なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

肝細胞癌ではなかった

2018年04月16日 | Weblog

 内科新患の先生(大学病院からのバイト)から心窩部痛で受診した58歳男性のことで相談された。腹部CTで肝臓に腫瘍があるという。

 10年前に地域の基幹病院で慢性C型肝炎の治療を受けている。当時はインターフェロン・リバビリンだろう。C型肝炎ウイルスは治癒したらしい。その後のフォローアップも終了していた。現在は近くの内科クリニックに通院している。心窩部痛で胃内視鏡検査を受けて、異常なしと言われていた。腹部エコー検査は受けていない。

 まずは腫瘍マーカーを追加した(採血分の血液で)。AFPは正常域だった。CA19-9が6万、CEAが17.と上昇していた。ということは腺癌で、肝臓原発とすれば肝内胆管細胞癌、転移性とすれば膵癌・大腸癌だった。画像上膵癌はない。CTで見る限り大腸癌はなさそうだ。胆管細胞癌だろうか。

 検査は、念のための上部消化管内視鏡検査と、下部消化管内視鏡検査が必要だ。そこまで当院で行ってがんセンターに紹介するか、そのまま紹介するかだが、当院で精査治療もなくはない。年齢を考慮すると、治療は難しそうなので、(予後不良の時に納得してもらえる病院に)紹介した方が無難か。

 鎮痛薬としてアセトアミノフェン1500mg/日を処方して、明日まで家族と相談してもらうことにした。

 

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1 コメント

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左葉だけですが・・・ (シロート)
2018-04-16 18:45:49
多発なので、転移でしょう。
肝内胆管も拡張ないし。
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