Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

チャレンジ絵と萌え絵

2023-07-08 20:03:34 | スパークス

スパークスがほぼ東京で(一部ソウル)撮影したビデオをアップしたので、東京在住クリエイターとしてはこれを題材にしないと失礼ではないか!?と謎の使命感に燃えてイラストを描き出したんですが、ビデオの万華鏡のような世界観を表現したくて左右対称な構図にしたものの完全な対称ではないのでどうしたらその図ができるか頭を捻りながら、そして万華鏡の色はカラフルだけどそれを全体にかっこよくするには何色を使ったらいいのか悩みながら時間がかかって疲れました!

やっと仕上げて一息ついたら、疲れない萌えの勢いで楽しいのを描きたくなり、上の絵をアップして1時間くらいで描いたのが下です。もう、かわいければラクガキでいいや!と下絵なしでガーーーっと描いたので抜け感が出て気に入ってます。頑張った絵にも抜けた絵にもそれぞれの魅力が出せてるといいな

これの元写真は、ロンドンで会ったアメリカ人のファンの方が撮ったものです。彼女は私が描きたくなる瞬間をカメラによく納めてくれます。

 

 


最新兄弟と半世紀前兄弟

2023-07-05 21:47:24 | スパークス

最近描いた絵は2枚が現在のスパークス、もう2枚は49年前の1974年という両極端でした。

イギリスで5月下旬に始まったワールドツアーも今は北アメリカ、7/16の彼らの地元LAはハリウッド・ボウルの後にいよいよ日本なので、記念にこのツアーらしいステッカーを作りたくなって2種類描きました。

まず決めポーズのふたり

そして突然日本の「推し」風ゆるキャラで描いてみたら、けっこう気に入った

今、印刷屋さんから出来上がりを待ってるところです。

それから、久々に紙印刷の写真集(小さな出版社のモノクロ版でそこから直接購入すると社長さんが送ってくれるという家庭的な印刷物)をツアーの勢いで買ったら、ネットでは見た事がない写真に感動して描いた2枚。紙だからなのか70年代だからなのか、逆にモダンな感じを出したくて、強弱の強めなタッチで。


ファンの繋がり

2023-07-01 22:33:10 | スパークス

Twitterで欧米のスパークスファンを知るようになり、私のTLのおしゃべりな常連は愛のある面白おかしいツッコミの仕合いが多くて楽しいのは日本のオタツイ友と同じです。

その中にちょっと変わった方がいらして、誰かのRTで知ったのですが、1970年代の貴重なスクラップブックを寡黙にアップしてくださるリアタイファンの方なのでした。ありがたくてすぐにフォローしたらフォロバもしてくれました。寡黙だけど怖いとか暗いとかではなく「静か」という形容詞がぴったりな人。特に誰かといつも喋っている風でもなく、貴重な資料をアップしてくださる以外に私の絵に「いいね」もくれることに時々気づいてはいました。

ロイヤル・アルバート・ホールでスパークスを見て来てもうはや1ヶ月なのですが、イギリスでは日本で知り合ってたファン友ちゃんとよく行動を共にしていて、ライブ会場でももちろんコンサート前後に一緒にいて、その日も始まる前の期待に興奮の時間帯に彼女が「さっき『スパークス・ブラザーズ』に出てたファンの人と喋った!」と言ってきたのです。ファン友ちゃんが会場に入って自分の席に行ったらその方が座っていたのだそうです。そしてなんと日本語で謝って来たというのです?!

みんな始まる前は友達同士ワイワイやって自分の席を離れて動いてるので、「ほら、あの人、映画に出てたよね〜?」とファン友ちゃんに言われて示す方向を見たら確かに見覚えのあるお姿。なんと70年代からのリアタイでドキュメンタリー映画にもファンとして出演した方は、日系企業で働き日本に住んでいたことがあったのだそうです。まさかスパークスのロンドンライブでイギリス人ファンと日本語で話すとは!?

彼女の名前をドキュメンタリーで覚えてたファン友ちゃんから聞いていて、そんなことってあるんだなあ〜と興奮冷めやらぬその日の夜反芻していた時、ふと私のシナプスがやっといきなり繋がり、多分スパークス界隈では有名な、しかも日本語のできる方は、Twitterの「静か」に資料をアップしてくれる人と同一人物だったのです!Twitterでも本名だったのに、その人がドキュメンタリーに出てた人とはまるで気付かなかったアホな私。

そして今日Twitterで、また別の日本人のスパークスファンの友達とちょっとした会話をしてた時です。「日本の男性は女性を劣った存在とみなすのに騎士道精神で優しくもできない人多い」って話で彼女が「社会がそうなってるね」と言ったので「(スパークスの曲の)Nothing Is As Good As They Say It Isの歌詞がぴったり『It's ain't for me, that's all』」と私が返信したところ、横から「いいね」が飛んできたんですが、それを飛ばして来たのが「静か」さんでした!彼女は日本を知ってるし日本語会話も読めたのでしょう、なんかすごい。

イギリスではどうせ誰にもわからないだろうと思って日本語で喋っていてもどこに日本語ができる人がいるかわからないから変なことは言わない方がいい、とは現地の日本人同士で気をつけるのですが、Twitterも同じだったとは。


ブレイディみかこ「僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

2023-06-30 10:31:49 | イギリス

医療上コロナはインフルと同じ等級の扱いになりマスクや消毒は義務ではなくなり、同時に何となくコロナそのものがなくなったように思ってる人も増えました。私もイギリスでマスクなし生活を1週間送って来て感染もしなかったし、もう特に対策しなくてもいいんでは?・・・と思っていたところに、

「作家のブレイディみかこさんが3度目のコロナ感染の後、プチ認知症になり日常にも仕事にも困る」ということをご自身の記事を読んで知り、やはり、できれば感染したくないものだ!と心を改めました。

これをきっかけに彼女のベストセラー「僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読んでみました。検索してみて、「2」という続編もあることがわかり2冊続けて。

内容は1990年代から在英で保育士、執筆業をされている彼女の息子さんの学校生活を通したイギリスの日常、家庭やご近所、学校のことから見えてくる世論や階級社会のことイギリスの政治による庶民の生活の変化など多岐にわたっています。

2001~07年にイギリスに住んでいた私が見て興味深かったのは、その後あっという間に15年くらいが過ぎ、その間に政権が変わり、政府による福祉や教育の政策が変わり、国民の生活にも大変な変化があるということでした。

イギリスでは選挙によって政権もよく変わるし、ブレグジットも国民投票で決まったし、政治は国民の暮らしに影響があるものと日本に比べてずっと社会が思っているような気がします。日本だと政治は自分には関係ないもの、誰が政治をしても何も変わらないもの、と思ってる人が多いから選挙への関心も低いんだと思います。まこれは本には書いてない私の感想です。

それから、みかこさんが作家である職業柄もあるでしょうけど、息子さんの学校生活に大変関心を持って会話したり体験して得ているものがとても多く、子供を育てた経験者としては、もっと私も子供の学校に興味を持って今時の日本の教育がやっていることを知ったら良かったのかなと思いました。

日本でも子供の教科書に「メディア・リテラシー」という単語が太字であるのを発見したのに、こういうことを学校で教えてる割には私がテレビに怒ってると「そんなふうにニュース見て文句言うのはうちのママだけだよ」と娘に言われたので学校は何を子供に教えてるんだよ!と私が日本の学校を信用してなかったのがいけないんですけど。

小中学校は公立だったのでそんな調子でしたが、高校はちょっと国際的な私立だったので家計は火の車でしたが、イマドキの概念を習って海外に進学できるようなリサーチやプレゼンを2年間教わり高校3年から海外の学校に通えたので、もっと学校で習っていることを聞いておけば私の錆びた頭も活性化されたであろう・・・

と今頃思っても、そういう関心ごとがあるなしからして人間の素養とは出来とはこうも違うのだなあ、と2冊の本を読んで感じました。みかこ氏がモリッシーのファンでイギリスに行ったらしいことを知り、(そのモリッシーはスパークスのファン)親近感も感じましたが、文章力で作家となられている有能な方に比べ、ただファンガール道を続けている私は何?でも人間したいこと、できることしかできないしなあ、とじっと手を見る。

 


銀座三越ラデュレ

2023-06-26 22:52:54 | たべもの

たまの贅沢として、とっておきの場所としてお気に入りだったラデュレ銀座三越店が閉店になるとのことで、ではその前にもう1度!と行って来ました。メニューは「抹茶アフタヌーンティー」です。

この食器類がまずかわいくて特別な気持ちになれる

3段トレーが来ましたよ おリボンかわいい

ややアップ

上が有名なマカロン、2段目はセイボリータルトやエクレア

下段のケーキ

生クリームが本当に生クリームで、抹茶クリーム入りのミニシュークリームにたっぷり乗ってます

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下段には、実はもう一つ別の種類の抹茶ケーキが載っていたのですが、(2名分の載った3段トレーに)一つずつしかないので後で持って来てくれるのだろうと、とりあえず各自1個ずつ食べて待っていたのですが

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これ以降、何も来ませんでした!?

「何も」と言うのは、もしやここには乗ってないけどアフタヌーンティーにつきものの「サンドイッチ」とか「スコーン」とか「下段のケーキのもう1個ずつ」が運ばれてくるのではないかと密かに楽しみにしていたのです。それが、お茶でさえ最初のポットが飲み終わったら別のお茶を頼めるのかと思ってたところ、追加料金がかかると言うことが判明・・・

結局、そうだ支払い計算書は、来ました!

ちょっとー、足りない感で心が満たされてしまいました。

前に通常のアフタヌーンティーを食べた時は、サンドイッチもついててしかもどこのアフタヌーンティーよりもお美味しかったんです!!!それに大きいケーキはガラスのウインドウの中から好きなものをひとつ選べたんですよ。今回は「抹茶」とつくメニューなのでそれがすでに選ばれていたのは納得できるけれど、2種類食べれないで選ばなくてはならないことを説明されてないし、期待値に達してない感が狭い心からはみ出して来た。

さらに言わせていただければ、ロンドン・リッツ・ホテルでは、3段トレー以外にもワゴンでさらにケーキが回って来るのに!はい、私はロンドンに行ったのでもリッツに行ったのでもないことは重々承知しております。でも新宿のパークハイアットだってワゴン来るよ!銀座四丁目交差点なのに西新宿に負けていいのか?!

と言うわけでお味の方は美味しかったけれど、量の方では1度にたくさん食べられない私でも不満な結果となりました。こんなアフタヌーンティーは生まれて初めて。