Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

時間のなかの子供

2017-03-04 21:16:00 | ベネディクト・カンバーバッチ


写真は洋書ですが、その翻訳を読みました(写真は1番下にあります)。

なぜ洋書の写真を先に貼ってあるかというと、写真が好きだからです♡
日本語版のも可愛い女の子の写真ですが、この小説の設定1980年代よりも少し古い50年代あたりを私には連想させます。

洋書には他にもリリカルな表紙がたくさんあったのでコレクションしちゃいました。後で下の方をご覧くださいね。

さて「時間のなかの子供」byイアン・マキューアンをなぜかと言えば、ベネディクト・カンバーバッチがドラマの共同プロデュースと主演を務めると各プレスで発表されたからですね(皆さんとっくにご存知ですよねー)。

私の知識で「ははん」と思えるのは、映画「つぐない」の原作小説の作家であるということくらいですが、とにかくそのニュースを聞いて図書館に即予約を入れました。

しかし焦ることはなかった、図書館に今何人の予約が入ってるのかと検索してみたら、なんと「ゼロ」・・・この本は絶版らしく密林に在庫がないので、図書館に殺到するかと思ったのに、文京区、意外に文芸への関心が薄いではありませんか。俳優のニュースから原作本に手を伸ばす人って意外に少ないのかしら。

このドラマは英国ではBBCOne、米国ではMasterpieceで放送されるとVarietyに出ています。英国俳優さんの過去作を調べると、「BBC製作のテレビ映画」というのに当たるんですが今度のもそう言ったドラマとはいえ90分の単発です。ベネディクトさんとトム・ハーディーが出てた「Stuard: a life backwards」もそうでした。

これから製作ですから放送日程もまだまだですね。

ベネさん「Melrose」という別のドラマも製作&主役をやるとの発表もあったばかりで、文芸作品に力を入れてストレンジ先生とのバランスをとっているのかと憶測してしまいます。


『バランスをとる』
というので、ついに本の感想を思い出しました。ネタバレの嫌な方は、この下は避けてくださいね。感想は写真群の下に書きますよ。










ベネさん演じる主人公スティーヴンは、年は42か3歳。児童文学作家。
この世代の、理想と現実の間でどう『バランスをとるか』にいとも簡単に感情移入してしまいました。

「権威に反抗」した思春期を過ごしながらも、年齢とともに反抗ばかりしていてはやることもできないし生きるためのお金を得られないジレンマに陥り、かつての自分と今の自分の間で悩むのです。

スティーヴンや私の親の世代だと、思春期に若者文化もなかったし、「反抗」という概念もなく、「きちんとした大人になること」のみが人生の選択だったように思います。

それに1980年代以降に生まれた世代も、反抗すべき大人自身が反抗してきた世代なのでちゃらんぽらんすぎて権威がないに等しく、最初から「ちゃんとした大人なんて存在しない」と知っているので、うまく世を渡っていくことに何の罪の意識も感じない。

この自己ジレンマはもしや限られた世代だけなのかな・・・などと、優柔不断なスティーヴンの政府や乞食に対する感情を読んで思いました。

でもそれはこの本のメインテーマではありません!

スティーヴンの、一緒にスーパーのレジにいたのに忽然と失踪した3歳の娘によって引き起こされた妻との溝。そして自分の親とのつながり。がテーマです。

娘が自分と一緒にいたのに消えてしまう。
私がロンドンに住んでた2000年代にも、よくMissing Person(行方不明者)という張り紙をチャリティーショップや地域のコミュニティーセンターなどで見ました。それに、実際の事件テレビニュースも覚えていて、スーパーのトイレで幼児をリュックに詰め込み連れ去ってしまった犯人の手口もありました。その事件ではすでに幼児は殺されていて・・・

当時は私も育児中だったのでそれはそれは恐ろしいニュースでした。しかもイギリスのスーパーにはやたらと広い店もあり、3歳だとレジカウンターの周りでは見えない存在。

スティーヴン夫妻も娘の失踪とともに最悪の事態も考えながら口には出せず悶々とした日々を過ごす

ー その苦しみは無理もないのですが、スティーヴンは喪失感に金縛りにあったような状態で、すごい優柔不断なんですね。全てに責任を取るのを免れようとした態度とでもいうのか。物語としては、鬱屈しすぎてちょっと・・・

というところを面白くしているのが、友人のチャールズ夫妻と首相でした。

チャールズというのが、口がうまく人間的魅力もありビジネスマンとしても政治界でも成功するのだが、犠牲にしてきたインナーチャイルドと表向きの自己とのギャップに耐えられなくなっていく、という面白いキャラクターなんです。私はこの役をドラマで誰が演じるのかに大変興味があります!

訳者の真野泰さんはあとがきで「女性性賛美」の面がある、と書いているのですが、スティーヴンの妻はヴァイオリニスト、チャールズの妻は物理学者と、キャリアと才能のある頭の良い女性二人のはずですが、私にはどうも理屈っぽすぎてこの二人のどこがいいのかさっぱりわかりませんでした。

知的でナチュラルな美しさを持つイギリス女性のイングリッシュ・ローズを体現しているようにも読み取れましたが、

私にはまだスティーヴンの母の方が魅力的な女性に思えました。ちょっとせっかちで考えが短絡的なんだけど、そのシンプルな思考回路が私には共感できます。



ドクター・ストレンジ

2017-01-28 23:46:00 | ベネディクト・カンバーバッチ
「ドクター・ストレンジ」を見てきました。

今更、しかも最初に告白しますと、私はストレンジ先生のデザインにはあまり惹かれていませんでした。ですので情報やスタッフ&キャストのインタビューもほとんどチェックしてませんでした。

とはいえ、ストレンジ先生を見るためにマーベル映画をいろいろ見てきたんですからね、一つの到達点として見ないと言う選択肢はありえない。見るからにはネタバレが拡散する前に!

ということで公開2日目のIMAXです。やっぱりこれはいい映像で見るようできてますものね。土曜日でも2日前のオンライン予約できました。TOHOシネマズ新宿のIMAX客層は若い男子が6割くらいと、マーベル正統なファンがちゃんと来てるって感じでした。

感想はネタバレも含みますので、
未見のネタバレ嫌な子さん達は見てから読んでね~~

まず、ベネディクトさんのストレンジ先生は、カッコよかったです。
ベネディクトさんは細面に黒髪がよく似合うとこれで再認識できました。事故にあったときの正装姿がこんなに晴れがましい俳優さんもいないでしょう。この服装以外は残念ながら医者の着るペランとした術衣、患者の着るパジャマ、ネパールへ行く時はズタボロのバックパッカー、修行の時は東洋風の稽古着で男前な姿は見せてくれません。

しかし次に「きゃーかっこいい!!」と心の中で叫んだシーンは、初めて赤いマントに連れられて空中に姿を見せたドクター・ストレンジでした。



コミックの絵でストレンジ先生が空中に浮遊して手から魔術を出してるのは、あれはお世辞にもかっこいいという印象はなくどこか滑稽にさえ感じたものでしたのに、

マントちゃんと合体してヒーロー「ドクター・ストレンジ」となって下から現れた姿の格好良さには、これぞマーベル・ヒーローか、とひれ伏した瞬間でした。うまいなー、ヒーローのプロの手にかかるとこうなるんだー、と。

しかし!私が大好きなこの浮いてるストレンジのスチール写真がないんですが。公式写真でここが欲しかったなあ。「ストレンジ先生とマントちゃん」と呼んでもいいくらい、マント無しではありえないヒーローなのになぜ?!

*そういえば「道具が持ち主を選ぶ」という発想はハリー・ポッターの杖と同じですね。選民思想って選ばれないと悔しいから嫌だけど、頑張って修行したしこのマントちゃんは可愛いからまあいいか。



そして「上から目線の天才外科医」という日本語のイメージから全然違う人物でした。やたらとジョークを言いたがるし、そのジョークが普段私の見慣れているイギリス映画の会話と全然違う、そりゃそうだここはマーベルユニバース、この程度の上から目線などシャーロックに比べたら可愛いものよ。

そう、偉そうだけど可愛い、ってところはアイアンマンの社長と会った時どんな話をするのか今から楽しみと「ドクター・ストレンジ」も終わってない劇場でもう考えてしまいました。

そして、ストレンジ先生がロキと対決する可能性がピョコーン!と!ベネディクト・カンバーバッチvsトム・ヒドルストン!「戦火の馬」チーム!

ソーのシリーズはまだ見てないのですが、「ゴーストバスターズ」以来クリス・ヘムワーズも可愛いと思えるようになったので、これはいよいよ私がソー&ロキに着手する時がやってきたか!

このように、あまり期待せずに臨んだストレンジ先生でしたが、結構気に入ってしまいコミック版まで買おうかと思っているくらいです。

あ、でも一つ個人的な不満を書いちゃおう。主要キャストはほぼ完璧だったけど、ヒロインのレイチェル・マクアダムスだけは好みじゃなかったのがガックリです。アイアンマンのポッツ=グウィネスやキャプテン・アメリカのペギー・カーター=ヘイリー・アトウェルは好みだったのに。




たまたま東京中心部のIMAXというと新宿だったのですが、映画の後に町を歩いてて大塚家具に。まだマーベルインテリア特集をしていてストレンジ先生のお出迎えに出会えました。そう!この浮遊してる先生!ここで会えた。


The Wars of the Roses:3 Richard III

2016-05-22 10:41:00 | ベネディクト・カンバーバッチ
130分=2時間10分もあるのか~と思いながら日曜日の朝から見始めたらあっという間に終わってしまいました!

秘密兵器は日本語訳の文庫本。原作が戯曲というのは脚本が簡単に手に入るのですね~、しかも図書館からすぐに借りられますし。ドラマ版はカットシーンもぼちぼちあるので、聞き取れるところの和訳を探してパラパラとページをめくる作業でした。シェイクスピアさんに版権はないでしょうから大目に見てね。リチャード三世には呪われそうですけれども。

簡単な感想をまず。

リチャード三世の背骨の特殊メイク効果が大きかった。あの背中を見たらリチャード三世の言動がますますもっともらしく説得力がありました。現代のメイク技術ってすごいですね。

同じ説得力が、のちにジュデイ・デンチ演じるリチャードの母の言葉にも重みをつけました。母と息子の憎悪の吐き合いは、どうしたって母に愛されない息子の負けでしょ、それを「おまえを生むのが一苦労」とか「赤ん坊の頃は我がままで落ち着きがなく」と息子の意思でコントロールできたことではないことを責められたらこんな惨めなことはありません。

しかし、リチャード三世のすごいところは、リッチモンドとの戦い前に母から呪いの言葉を突きつけられ、殺してきた人たちの亡霊に夢でうなされて、「自分が怖いか?俺が俺に復讐?俺は俺を愛している。むしろ自分が憎い。自分を褒めろ。自分をおだてるな。」と自分を俯瞰視して自問自答した挙句、「誰一人、俺が死んでもあわれみはしない。当然だ。俺自身、自分になんのあわれみも感じない。」と言ってのけたところです!やはり彼は母にさえ愛されない自分を愛することができなかったのでしょう。


ベネディクトさんは顔だけでなく声でも醜男を演じてました。あの美声を妙に高く喉を潰したような発声で。声の与える美醜の印象って大きいですよね。

この壮絶な役を、ベネさんは天性の無垢な眼差しを一瞬カメラに向けながらほとんど静かに演じていて、悪事を働きながらも喜劇のような顔を見せるところがリチャードにとても似合っていました。まあ、私にとっての初リチャード三世だからかな?


史実でヘンリー七世が美男だったかは知りませんが、美青年をキャスティングしたことでリチャードの哀れさも増す増す深くなるという効果てきめん。

それと、リチャードと戦い、のちにヘンリ-7世となるリッチモンド(赤薔薇ランカスター)が、NTLive「夜中に犬に起こった奇妙な事件」で主人公クリストファーを演じたルーク・トレッダウェイです!!すごい、よく成長してこんなに偉くてかっこいい王様に!(違う)

ラストシーンがよかった。あれから、現在の君主エリザベス二世の90歳のお誕生日と64年目を迎える在位に思いを寄せたのは私だけかなあ・・・ひょっとしてシェイクスピア没400年記念でありながら現女王と王朝への捧げ物でもあるつもりで製作されたのかなあ・・・という思いがよぎりました。



間髪入れずに日本でもhuluで5/31から配信されるというニュースが!

「ホロウ・クラウン/嘆きの王冠」

シーズン2:5月31日(火)より配信スタート 以降、毎週火曜日に1話ずつ更新予定(全8話)
シーズン1:全話配信中!

ソースはこちら




The Wars of the Roses 2.Henry VI 2

2016-05-17 07:56:00 | ベネディクト・カンバーバッチ

(物陰から兄が殺されるのを見るリチャード。とにかく戦争という名の殺人をひたすら見てた。)

ああ、面白かったです。

紅組ダメ王ヘンリー六世ダメっぷりがここまでダメとは想像を超えていましたし、
白組の末息子リチャードの暗闇ぶりと異形の魅力も以下同文でした。

詳しくは後で書くとして、それだけは言いたかったので・・・



ここからが「後で」です。

「薔薇戦争」と名前は華麗ですけど、またまたひたすら紅白チャンバラ合戦の続いたパート2でした。主な登場人物たちもグサグサッ!と斬られて倒れて。

印象的だったランカスター(紅)のイケメン騎士クリフォードは、ずっとどこかで見たと思っていましたがBBCのサイトを見たら「ポルダークの・・・」と書いてありやっと思い出しました!!ポルダークの従兄弟のダメ男の君でした。ああ、これですっきり。

ポルダークのダメ男は完全にダメだったけど、ダメ王ヘンリー6世も負けていませんでした。家臣達が勇敢に戦っていた間、茂みに隠れて見ていて何もせず、挙げ句の果てには王冠を沼に投げ捨てて戦場逃げ出して牧場で現実逃避していたという!

しかし彼のダメ歴史の中でも、寒いイングランドの牧場でパンツ1枚でうろついても死なずに、ロンドン塔へ幽閉されても聖書などに現実逃避して生きていたとはすごい生命力ではないでしょうか。

ヘンリ-6世を見ていると、美男で詩人きどりで政治も戦争もできなかった生まれながらの王、リチャード2世をどうしても思い出します。リチャードが仕事はできなくても神々しかったのに比べヘンリーは凡庸で神にもそれほど愛されなかったのだなと気の毒になるけれど、暗いロンドン塔で9年間も生きていて死ぬ前に実はまた1年だけ在位したとは、よほど身体が丈夫だったのですね。誰でも何かしら取り柄はあるものです。在位は40年間と、父ヘンリ-5世の4倍でした。

史実と、シェイクスピアの原作とも少し違うドラマ版らしいですが、そのヘンリー6世と、まだエドワード王の弟だったリチャードの最後のシーンが良かったです。

今日帰宅後、図書館から「ヘンリー六世」の文庫を借りてきました。ヘンリーとリチャードの最後の会話とリチャードの独白を照らし合わせたくて。

原作を少しカットしていましたが、ロンドン塔にやってきたリチャードに対して王は、「お前は死刑執行人だ」と状況をわかっていながらも「予言しよう。世界は醜いお前のせいで不幸になる。醜いお前が生まれた時母親は不幸になった」とリチャードの痛いところを突くんです。ずっとズレていた王様、自分の刺客に対して自分を殺させるのは悪魔のように上手かったです。


(影から見る側から、こちらを見る側に回ったリチャード。でもいつも一人というのは同じ。)

そして最後の最後に、カメラの向こうの私たちに向かって語る(ゴッホの時に初めて体験した、ベネさんに見つめられるという体験再び!)リチャード、いわゆる「残忍な」とかそういう言葉がどれも当てはまらない、摩訶不思議な生き物のように見えました。ヘンリ-6世にも「生まれた時にすでに歯が生えていて人を噛み殺すために生まれてきた」と言われたばかりですし、自分をどんどんゴラムのように追い込んで生きるエネルギーに昇華しているかのようでした。

異形のヒーローを演じたら右に出る者はいないと思わせたベネディクト・カンバーバッチすごいです。「どこか憐れなすごい人」という発明家なんですかね。シャーロックといい、チューリングといい。

いよいよ「リチャード三世」で、最高に憐れな王様が見られるのでしょうか。



The Wars of the Roses:1.Henry VI 1

2016-05-12 17:06:00 | ベネディクト・カンバーバッチ
The Hollow Crownシリーズが英国BBC2で始まりました。日本でもhuluで今月下旬に配信予定とhuluさんからのメールに書いてありました。楽しみですね。



シェイクスピア没後400年ということで世界的に作品がフューチャーされている今年は、去年までのように「ハムレットを見る数ヶ月後までに原作を読む」などしている余裕もありません!

本来ならば予習などせずとも、ビルさんことシェイクスピアは舞台で上演するために戯曲を書いたので、劇を聞けば原作を読むことと同じなんですよね。ところがシェイクスピアの英語は私には聞いても読んでも難しいので、もうズルしてあらすじだけを読んでドラマを見てしまいました!

The Wars of the Roses(薔薇戦争)の1作目は「 Henry VI / ヘンリー6世 1」

良き美しき王であったヘンリ-5世の死後から始まります。ヘンリ-5世の弟であるグロスター公はなんとダウントンの伯爵様=ヒュー・ボネヴィル!



ううーん、ちょっと待った、前シリーズのホロウ・クラウン1のヘンリー5世で、トムヒ王子が戴冠するとき王の弟達は皆少年だったはず。ヘンリ-5世は35歳で亡くなったのに、弟がなぜすでに伯爵様の年齢なのかがミステリー・・・

ともかくヘンリー5世の亡骸から嘆きの王冠を外したのがグロスター公で、この時まだ9ヶ月だったヘンリ-6世の摂政となり実権を握ったのです。

赤ちゃん王も美しく成長しました。トム・スターリッジお似合いです。



顔は父に似て綺麗だけど、頭や意志は受け継がなかったのが災いしたのはリチャード2世を思い出させました。ずる賢い家来に王妃を押し付けられて、赤ちゃんの時からお世話になってるはずのグロスター公夫妻を罠にかけられ、王妃にも影で裏切られてるのにグロスター公を失う羽目になるのです。

公夫妻は、宮廷ではあんなに立派だったのに(妻はサリー・ホーキンズ)、捉えられてからの扱いはひどかったようでボロボロの罪人に成り果てていたのが辛かったです。

いくら戦国の世とはいえど、あんなに身分の高い人でも陥れられたら簡単にやられてしまうなんて、ジャンヌ・ダルクも出てくるんですが、魔女で火あぶりなんて映像で見たのは初めてです。さらし者になって生きたまま焼かれる恐ろしさ・・・15世紀、中世が暗黒時代と呼ばれるのもごもっともです。

ヘンリ-6世の王妃マーガレットはソフィー・オコネドで、私は彼女を見るのは初めてなので役と一体化させて見てしまいます。王からは「メグちゃん」なんて呼ばれてるけど、恐ろしいったら(汗)。

今度の土曜日には「Henry VI 2」が放送され、この恐い王妃は戦場に行き、そしていよいよリチャード3世となるベネディクト・カンバーバッチも出てくるんですね。

今のヘンリーのおじいさんが威圧してリチャード2世から「ほらあげるよ」と放り投げられてもらった王冠、これからどういう風に渡り歩くのか。