Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

蕗谷虹児

2010-01-06 22:10:00 | いろいろ
以前、近所の弥生美術館で展示を見た時に買った
「蕗谷虹児 」の本。

久々に開いたら、絵もさることながら、作家本人
にぞくぞくとひかれてしまいましたsakurasakurasakura
まずイケメンです。

そして竹久夢二のように抒情画家・挿絵画家としてまず有名ですが、
彼は今でいう注文を受けて描くイラストレーターよりも
本格的な画家をめざしてパリに行き、サロンに何作も入選するも
(↓入選作のひとつ「混血児とその父母」)

経済的理由で帰国、またも挿絵を描いて借金の返済に追われる人生だったのです。
貧しい家に生まれた彼は12歳ごろに美しくて若かった母に死なれ
続いて父もなくし丁稚奉公をしながら絵の勉強をしたそうです。
19歳で人妻と不倫をして大陸に逃げたのはイケメン&マザコンだったせいでしょうか。
その後、美少女をふたり妻にして男の子4人に恵まれます。
またも若くて美しい奥さん達は絵のモデルとなり貢献します。
子供達の名前に私はまたひかれました。kirakirakirakirakirakira
長男=おう児okan(「おう」の漢字はサンズイに王です)
次男=青ぬ(ごめんなさい!これまた漢字でてきません。せいぬと読みます。「ぬ」は王ヘンにつくりは夏みたいな字ase2名付け親は藤田嗣治。パリ生まれなのでセーヌ川にちなんだ?
三男=龍生
四男=翼
すごい!今どきの子供達もびっくり。先を行ってたのですね。
長男、次男の名前はまるで森茉莉の小説に出てくる美少年ではないですか・・・

絵や詩も魅力的なのはもちろん、ビジュアルも経歴もドラマチックで
パリでも活躍して、大正・昭和の乙女に人気が出たのでしょうね♡
故郷の新潟県にある記念館にぜひ行ってみたいです。

ご興味を持たれた方はぜひコチラもご覧になってください。
http://www.fukikou.net/