きょうの日本語レッスンで「~ませんか?」という表現をやりました。
Aさん「きょう、いっしょに映画を見ませんか?」
お誘いにたいして
答えが「はい」の場合 Bさん「いいですね。見ましょう。」
答えが「いいえ」の場合 「きょうは、ちょっと・・・」
英語だったらYesなら「That sounds good, let's go.」くらいの意味?
ではNoは・・・?
訳すと意味がなくなるけど、日本語のコミュニケーションとしては
ちゃんと相手に「ダメなんだな」と伝わりますよね。
日本人は「ダメ」と言うことを即座に言わないので
そういう表現をするメンタリティなんだと気づくまで
外国人には「YesかNoか早く言ってくれー(イライラ)いったいどっちなんだ?!」
となる・・・知ってしまえは顔の表情とか会話の間でわかるんですけどね。
「NOと言えない日本人」がいる一方、
「Ouiと言えないフランス人」もいます。
フランス人は、なにかを聞かれたりたのまれたりしたら、
とりあえず答えは「Non」だそうです。
でも「Non」と言われた人はそこが交渉のスタート地点で、
自分がなぜ「Oui」と言って欲しいか理由、必然性を述べまくり、
それが納得できると判断されると「Non」は「Oui」に変身するのです。
それを知らないイギリス人、自分は断られたのに、
フランス人があーだこーだと言ったらさっきまで売り切れだったものが
でてきたりして、怒り心頭
スエーデン人も「No」の意味は「No」だと思っているので、
いったん断られると額面通りに受け取って引き下がるのですが、
「No」と言ったフランス人の方は、実は60%は「Yes」で
交渉されて「Yes」と渋々言うというシナリオが頭の中にあるのに
相手にあっさり引き下がられると、「え?!待って~~」な心境だそう・・・
ってことは、フランス人のNoがイエス度60%で、
日本人のYesは実はイエス度10%ってこともあり得るわけで、
肯定度 = Non > はい
ってことですか~~
そりゃあ、異文化摩擦、あるわけですよね・・・
で、フランスとイギリスが歴史的に犬猿の仲だってこともわかるような。