Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

SHERLOCK:The Casebook

2012-08-15 10:30:00 | シャーロック


BBCドラマ「シャーロック」の公式本、SHERLOCK: The Casebookの著者、
Guy Adamsさんが、The Baker Street Chronicleに1ページ寄稿されています。
現在販売中のものですので全文転載は控えますが、£、$、€だてのみ販売なので
\には積極的ではないと受け取り、ちょっとだけなら紹介してもいいのかな~

GUYさん、上記の名前からのリンクでも分かるとおり、ホームズ本を含む著作のある
ライターさんで、学校の暗~いヴィクトリア調の図書室で出会って以来のシャーロキアン/ホームズィアンだそうです。演劇でホームズ役の経験もあるそうで、自らのことを
「haunted/取りつかれた」というキーワードで表現しています。

この著作にあたり、テレビ番組について今さら本にする意味に悩んだそう。
DVD/BRにコメンタリーもメイキングオブも入ってるし、ネットには膨大な情報
が溢れているのに、さらに何か新鮮なネタを提供できるのか・・・

そして結局、かつての著作:The Case Notes of Sherlock Holmes(新作ではNotesがbookになったのですね)



を踏襲して、ドラマの裏話を含め6つのエピソードを
シャーロックとジョンの視点で精密に調べ、時に議論も入れ、証拠、新聞の切り抜き、
インタヴュー、メール、事件の核心に至るジョンのメモ、登場人物の発言 etc.
で構成したとあります。

以下、本のカバー上での議論、と書かれて掲載されている会話なのですけど、
現在ネットに公開されているカバーには見当たらないのは、変更があったのかな??
英語読むのめんどうな方のためにご参考までに訳しますが
義務教育の英語を訳して意味があるのかちょっと疑問にも思う日々。。。
(でも、この本だって日本語版が出たら、そっちも読みたいですよね。)

book book book book book book

SHERLOCK: A book about me, finally.(僕の本だぞ、ついに)
JOHN: And me. Obviously. About us in fact.(僕のでもあるぞ。そうだろ。実のところ僕ら、だ)
S: Oh. Really? Strange.(そうか?変だな)
J: Perhaps they wanted to appeal to more than one reader.(出版社は1人よりは多くの読者を狙ったんじゃないか)
S: Does it feature medical facts? Knitwear guides?(特集は医学的事実か?ニットのショップガイドか?)
J: OK. It's ABOUT you but written mostly by ME.(まあ、君についての本だが、書いたのはほとんど僕だ)
S: Oh. Really? Why? (ああ、そうなのか?でもなぜだ)
J: Because you would have written a book about how you once solved a murder case by observing the tensile strength of the grass on the victim's lawn. With graphs and formulas.(君が書いたら、殺人事件をいかに被害者の芝生の張力強度の観察により解決したか、なんて本になってたからね。グラフと公式だらけで)
S: Formulae. Is the book being edited? Perhaps I should edit it.(Formulaeだ。formulasはアメリカ語。本は編集されているのか?僕が編集した方がいいな)
J: You can write the index.Nobody ever reads the index.(目次なら書いてもいいぞ。誰も読まないからな)

So does this mean I have finally been exorcised of Homes?(これって僕はついにホームズの呪いからとかれたってことなんだろうか?)

S: Obviously not. You have a bookcase devoted to me. You even own 1988's Without a Clue on DVD. You're an anally retentive obsessive.(そんなわけないだろ。君の本棚は僕の本でいっぱいだ。DVDになりそうもない1988年版まで。幼児期にも遡る偏執狂だ)
J: This from a man who keeps an alphabetical collection of dog hair in the bathroom.(バスルームに犬の毛をアルファベット順にコレクションしてる男なんだから)
S: That's practical.(そいつは実用的だ)
J: It's disgusting.(キモいよ)
S: How can I identify species at a glance without committing them all to memory. What's his excuse for owning Hound of the Baskervilles in so many editions?(記憶に頼らずどうやって一目で種を見分けろって言うんだ。バスカヴィルの犬をそんなにたくさんの版で所有してる言い訳は彼は何だって?)

GUY: Well, the illustrations...(ガイ:あの、挿絵が・・・)

S: Shut up, I was talking to John. (黙れ、僕はジョンに話している)
J: Ask him, I don't know.(彼に聞けよ。僕にはわからん)
S: I don't want to ask him, he looks at me funny and I think he's just stolen one of my nicotine patches.(あいつには聞きたくない。妙な目で見てるし、あ、今僕のニコチン・パッチを盗んだじゃないか)

GUY: Could you sign it?(それにサインもらえますか?)

S: John, make him go away before I'm forced to steal your gun and shoot him.(ジョン、あいつを追い出せ。僕が君のガンを盗んであいつを撃つはめになる前に)

I suspect I am haunted for life.(僕は一生取り憑かれているんだろうな)