アイアンマン2
トニー・スタークがミック・ジャガーみたいになってる2、なんとドローンが登場していました。監督でハッピー役のジョン・ファヴローがコメンタリーで言っていましたが、あれはもし1体1体に人間が入っていたら大軍戦闘シーンが子供に適さなくなるため、無人にしたのだそうです。今見ると、何と時代の先を行っていたことか!?
これもコメンタリーからですが、2のテーマはトニーの人物掘り下げにあたり「親から受け継いだもの」というのがありました。トニーはスターク社2代目社長、親から財産と頭脳を受け継ぎましたが、父親がかつて共同研究していたロシア人科学者の息子が、アメリカから追放された逆恨みで親の因果が子に報いとやって来た!!
(ミッキーロークは先日見た「アレックス・ライダー」でも不気味悪役してましたが、ここでも怖い~)
そしてこのテーマのハイライトでもある私の好きなシーンは、亡くなったお父さんの残した「私の作った最高のものはおまえだ」というトニーへのメッセージです。俗に言う父の愛を多忙なお父さんからは感じるチャンスがなかったトニーにやる気スイッチが入り、自分の命をも救う大発見へと繋がります。
このお父さんのメッセージは、私も実感したことがあります。私事で恥ずかしいですが、自分の子供が産まれて、どんどん大きくなる赤ちゃん時代に(いや、細胞分裂始めた誕生前をも含むのかも)、「私はかつて自分が夢みた職種について無我夢中で頑張ってキャリアをつくり、仕事の成果として形あるものもいくつか残したけれど、そのどれよりも、毎日成長続ける新しい命にはかなわない」その頃ロンドンにいたので「My baby is the greatest I have ever made.」と誰かに言った覚えまであります。・・・・それが今では中学生になって返って来るテストの点数見るとなぜ失敗作に育ってしまったのかと不思議で仕方ないんですが・・・・トニーのお父さんが羨ましい。
あと2にはスカヨハのナターシャの見せ場があってよかった!アベンジャーズではアクションがアクションに紛れて目立たなかったので彼女がどう強いのがわかりにくかったけれど。ダークヘアのスカヨハも、ロキと同じで光り輝くものを黒い衣装で隠しているのに時々光りが漏れちゃうね、って感じがたまりません!
アイアンマン3
2でスターとなっていたアイアンマン、人気絶頂の後にプレスに世間に叩かれる・・・ってシャーロックでもありましたね。ほかに2と違う点は、今度の敵は親ではなく自分の軽率な小さな言動から生まれたということ。
アイアンマンのスーツはトニーの趣味でもあるから、バージョンアップして数も増えて研究室がおもちゃ箱状態になってますが、今回はスーツが飛んで来るんですよね。そのシーン、既視感あるなあと思ったら、ハリー・ポッターの「呼び寄せ呪文アクシオ」!高性能リモコンと思えば未来的ですが、魔法の実現かあ・・・金持ち×天才科学者っていいね!
スーツはバージョンアップしてるのだけど、トニーは不眠症にパニック障害をかかえるというハードな設定です。でもそれを楽しく見ることができるのは、RDJの力量でできたトニーキャラですよね。ラストシーンの台詞「私からスーツを奪えても奪えないのは私がアイアンマンだということ」お見事、そのままです。そう言えば、2の「2世としての葛藤」3の「依存症からの立ち直り」って俳優個人の経歴を利用しすぎてないでしょうか?子供にはわからないけど、大人にはわかる、という映画の2重構造は好きですが、こういうケースは個人的には「RDJさん、いいんですか?!」って思いました。それとも、そういうテーマは長く生きてる人間には普遍的だ、という解釈なのかな・・・ブツブツ。
ところでアイアンマンに出て来る女性達、グウィネス・パルトロウのポッツもスカヨハのブラック・ウィドウも媚びてないのに美しくて強くて大好きです。3にはレベッカ・ホールも出てびっくり。でもレベッカの役は、先の2人に比べてちょっと物足りなかったかな。頭がいいのは分かったけど、セクシーな姿も見たかったです。
さて、勢いでここまで見たけど新作「アベンジャーズ2」も早く映画館で見たい!と思いつつ、勤務先の近くでイベント「アベンジャーズ200%」をやっているのを知り軽い気持ちで覗きに行きました。今日の写真は全部そこで撮ったものです。そこでね・・・こちらには写真掲載してないんですが、たぶんドーーンとネタバレ見てしまいました。ああ!あれは本編見て驚きたかった・・・公式ページにもそのヴィジュアルは出ているので、ネタバレを好まない方は見ないように!